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麻生財務相は29日の衆院予算委員会で、佐川国税庁長官が昨年七月の就任時に記者会見しなかった理由について「国税庁所管以外に関心が集まっていたから実施しないと決めた」と明らかにした。

佐川氏就任会見なしで財務相 「森友質問回避」認める

東京新聞2018年1月30日
 

麻生太郎副総理兼財務相は二十九日の衆院予算委員会で、佐川宣寿(のぶひさ)国税庁長官が昨年七月の就任時に記者会見しなかった理由について「国税庁所管以外に関心が集まっていたから実施しないと決めた」と明らかにした。

佐川氏は財務省理財局長当時に行った「森友学園」問題を巡る国会答弁に関し、野党などから追及を受けており、麻生氏は記者会見での質問を避ける狙いがあったことを事実上認めた。 

長妻昭氏(立憲民主)の質問に答えた。長妻氏は「税以外の質問が飛ぶから一切、公の場に出ないというのは驚いた。これほど税の信頼が失われる人事はない」と佐川氏の更迭を要求。麻生氏は「職務を適切に行っている。引き続き責務を果たしてもらいたい」と拒否した。 

立憲民主党は同日の予算委理事会で、佐川氏を参考人として呼ぶよう求めたが、与党側は応じず、出席は実現しなかった。 

佐川氏は国税庁長官に就任して以来、歴代の新長官が行ってきた就任記者会見をしていない。就任当時、国税庁は会見をしない理由を「諸般の事情」と説明していた。 

佐川氏は昨年の通常国会で、森友学園に国有地を約八億円値引きして売却した問題について、適正な価格だったとの説明を繰り返していた。ただ、安倍晋三首相の妻の昭恵氏が、森友学園が建設を進めた小学校の名誉校長に一時就任していたことなどもあり、野党側は不当に値引きしたのではないかと追及していた。 

値引きを巡り、会計検査院は昨年十一月に「慎重な調査検討を欠いた」とする検査結果を国会に提出した。 

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