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走行中に水しか出さない「究極のエコカー」の燃料電池車(FCV)を街中であまり見かけない。燃料の水素を補給する拠点が少ないせいもあるが、水素社会への歩みを止めてはいけない。

走行中に水しか出さない「究極のエコカー」の燃料電池車(FCV)を街中であまり見かけない。燃料の水素を補給する拠点が少ないせいもあるが、水素社会への歩みを止めてはいけない。


燃料電池車普及 水素社会へ走り続けよ


東京新聞
 

走行中に水しか出さない「究極のエコカー」の燃料電池車(FCV)を街中であまり見かけない。燃料の水素を補給する拠点が少ないせいもあるが、水素社会への歩みを止めてはいけない。
 

FCVは、燃料の水素と外気から取り込む酸素の化学反応で発電しながら走り、二酸化炭素を出さない。トヨタ自動車が二〇一四年末に世界で初めて一般向けに発売し、ホンダが昨年三月にリース販売を始めた。
 

これまでの国内販売台数は計千八百台強。トヨタがことし四月末で千六百八十二台、ホンダが三月末で百四十五台となっている。経済産業省など産官学の協議会がまとめた普及目標は、東京五輪・パラリンピックがある二〇年度までに四万台。あと四年での達成を危ぶむ見方もあるが、決して不可能な数字ではない。
 

トヨタの場合、ことしから年産三千台体制となり、一日当たり十二台を造れる。最初の一年ほどは一日三台で納車まで最長三年かかったが、今では一~二カ月で出荷できるようになった。
 

トヨタは二〇年ごろに世界で年三万台を販売し、その半分を国内で売る計画を立てている。ただ、今の価格は国の補助金を差し引いても五百万円台と高級車並み。同じ排ガスゼロ車で蓄電池を動力とする電気自動車と比べ、高度な制御技術が必要だが、量産コストを下げることが課題と言える。
 

さらに普及の鍵を握るのは、燃料の水素を補給する水素ステーションの整備だ。現状ではガソリンスタンドの四~五倍とされる設置費の高さから、大都市など九十カ所程度にとどまっている。そこでトヨタやホンダは、エネルギー関連会社などと共同出資会社を年内にも立ち上げ、水素ステーションの整備を加速させる。
 

水素を安全に扱えれば、エネルギーを輸入に頼る日本を変える期待もある。再生可能エネルギーを代表する太陽光発電は、コスト高から電気料金に上乗せされる国民負担が増えている。しかし、太陽光でつくった電気で水を分解すれば、水素として蓄えることができ、車以外にも家庭向けなどに使い道が広がる。再エネを活用した世界屈指の水素製造工場を福島県内に建てる構想も出ている。
 

政府は、省庁横断で水素社会実現への基本戦略づくりに乗り出した。技術面で日本がリードできる数少ない分野だ。水素利用の先頭を走るFCVをはじめ、思い切った支援策を打ち出してほしい。

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