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巨大な池も、蟻の一穴から。金正男事件と安倍晋三小学校用地払下げ事件

巨大な池も、蟻の一穴から。金正男事件と安倍晋三小学校用地払下げ事件

永田町徒然草  白川勝彦 2017年02月25日


毎日私は、金正男氏謀殺事件の報道を、“熱心に”フォローしている。そもそも私は、朝4時のNHK BSニュースから夜11時のテレ朝 NEWS23までのニュース報道番組は、いつも見ている。しかし、いまはほとんど欠かすことなく見るようにしている。金正男氏謀殺事件は、ほとんどの局が一番目に報道しているが、この事件について新しく報道されることは、毎日ひとつかふたつである。


事の性質上、マレーシア政府当局の発表が主になるのは理解できるが、わが国のメディアの独自情報がないことに、正直言ってイライラしている。わが国のメディアの取材能力は、ほとんどゼロである。武力を持たない国なのだから、世界の情勢や情報のプロとしての能力を持たなければならないのだが、そのような問題意識は、わが国のメディアにほとんどない。この、悲しい現実。


いま、世界の政治の最大の課題は、アラブ中東諸国の紛争や戦闘であろう。ヴェトナム戦争の時は、その戦争の現場から色々な情報が入ってきた。しかし、現在アラブ中東諸国で起こっている紛争や戦闘の情報は、ほとんど入ってこない。入ってきたとしても、ヨーロッパやアメリカの放送局のものだ。戦争や紛争の現場に行かなければ、情報は得られない。危険だからと言って、わが国の外務省はビザを出さないのか。それとも、メディアは端から行く気がないのではないか。


金正男氏謀殺事件を追っていると、良くもまぁ、色々な専門家なるものが登場して、様々な“解説”をしてくれる。私は、全く門外漢のことに異論を挟むつもりもないし、論評する能力もない。しかし、北朝鮮の政治やそれに関連する事柄については、私なりの見解や意見がある。こういう事柄に関して言えば、 “北朝鮮問題の専門家”なる人物の話は、かなりいい加減なことが多いと思っている。


これからも、北朝鮮問題は色々と起こるだろう。その時また、同じような人物が出てきて解説してくださる訳だが、彼らの本性を、この際ハッキリと見定めておいた方が良い。北朝鮮という国もいい加減だが、“北朝鮮問題の専門家”なる人々の内実もかなりいい加減だということに、私たちは気が付かなければならない。


今週の中頃から、金正男氏謀殺事件などの合間に、大阪府豊中市の“瑞穂の国小学院”の用地払い下げ問題が取り上げられるようになった。この問題は、かなり前からネット上で炎上していたが、マスメディアがようやく取り上げ始めたのだ。昔ならば、こういう問題はマスコミが先頭に立って騒いだものだが、最近は全く違う。そして、報道はしているものの、“独自の取材”による報道はほとんどない。いったい、誰に何を遠慮しているのだろうか。


野党は、この問題を徹底的に追及した方がいい。9億円近くの国有財産が、怪しげな学校法人にいい加減に払い下げられたのではないか、という事案だ。75%の支持率を誇っていた細川首相が辞任しなければならなくなったのは、佐川急便という会社から、1億円を借りたのか貰ったのかという問題だった。その問題を4か月間追及し続けたのは、他ならぬこの私だった。


こっちの方は、国民の財産が5~8億円チョロまかされたのではないか、という問題だ。この怪しげな学校法人に安倍首相が深く関わっていたのは、事実なのだ。「疑念を晴らせなかったら、私は総理大臣はもちろん、国会議員も辞めなければならない」と、安倍首相自身が言っている。大きな池も、蟻の一穴から崩れる、という。安倍政権など、もういいではないか。安倍政権が続けば続くほど、日本という国が壊れていくのだから。


今日は、このくらいにしておこう。それでは、また。

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