"籠池砲"に怯えていた稲田防衛相、KY過ぎるアッキーに新たな火種
"籠池砲"に怯えていた稲田防衛相、KY過ぎるアッキーに新たな火種
2017年03月12日 週刊朝日
"愛国"小学校の認可申請を3月10日に突然、取り下げた森友学園の籠池泰典氏だが、自分の声明をインターネット上の動画サイトにアップ。意味深な発言を残していた。
「国会議員の先生が私を知らないとおっしゃってましたけど、よく存じ上げている方もいらっしゃいますね。10年前に会ったとおっしゃってましたけど、そんなことないですよね。2年ほど前にお会いしたことがあるんじゃないかと思います。(中略)しっぽ切りはやめてほしいんです」
この発言は、籠池氏との関係を問われ、「面識はございますが、ここ、10年ほど、お会いはいたしておりません」「(小学校設置については)まったく存じ上げておりません」(2月23日)と答弁した稲田朋美防衛相への当てこすりと思われる。
というのも、稲田防衛相が数年前、大阪のホテルで開いたパーティーの発起人に籠池氏が名を連ねたり、稲田氏が防衛相として籠池氏に感謝状を贈ったりするなど繋がりは深かったからだ。籠池氏の長男は取材にこう語った。
「うちと稲田さんとの関係は古い。両親が大阪市住之江区で保育園をやっていた時に理事会を乗っとられ、弁護をお願いしたのが稲田防衛相の夫、龍示先生だった。顧問弁護士のような感じで、私も龍示先生の事務所へ両親と行っています」
大阪の弁護士法人「光明会」に所属する稲田氏の夫、龍示氏に取材を申し込むと、「一切お答えできない」とのことだった。
永田町が“籠池砲”に戦々恐々とする中で一人、わが道を行く当事者がいる。
幻となった「瑞穂の國記念小學院」の“前”名誉校長、安倍昭恵氏だ。昭恵氏は3月3~5日に山形蔵王温泉スキー場で開かれたイベント「私をスキーに連れてかなくても行くわよ」では、実行委員会の「名誉会長」に名を連ねていた。実際に参加したか主催者側に問い合わせても回答はなかった。
3月8日の東京都内での国際女性デーなど複数のイベントに参加。これまで沈黙を守ってきただけに聴衆を前に何を言うかと注目されたが、あまりの“KY”ぶりに思わず、ズッコケた。
「なぜ、注目されるのかな」「『総理夫人』という立場であるからこそ、私に会って『うれしい』と言ってくださる方がたくさんいる(略)それだけ責任もある」
ある自民党議員はこうため息をつく。
「安倍首相も昭恵さんがあんなに頻繁に幼稚園を訪問しているとは思っていなかったようで、色々と聞かされビックリしていた。注意しても昭恵さんは行動を控えるつもりはなく、制御不能みたい。安倍首相の母・洋子さんは懲りない昭恵さんに対し、ご立腹とか。安倍首相は2人の間に入って大変みたいですよ」
« 教育勅語・瑞穂の国問題は、安倍政権にとって命取りとなる一大事なのだ。だから、彼らは何とかしたいのであろうが、急いては事を仕損じる。小学校認可申請の取り下げは、改めて別の問題を生じさせる。 白川勝彦 | Main | 戦後の民主教育を受けた日本人は愚民ばかりではない。籠池の悲鳴の奥に官邸からの大きな悲鳴を聞くことが出来る。これ以上嘘の上塗りでは国会を乗り切ることは出来ないと心臓の側近も判断したのだろう。本澤二郎 »
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