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大阪ダブル選 維新、熱気戻らず正念場 「橋下政治」に疲労感

大阪ダブル選 維新、熱気戻らず正念場 「橋下政治」に疲労感

(11/16 北海道新聞)



22日投開票の大阪府知事と大阪市長のダブル選は選挙戦折り返しを迎えた14、15の両日、橋下徹大阪市長率いる政治団体 ・大阪維新の会と、自民や民主、共産各党による非維新勢力が府内各地で舌戦を展開した。接戦が予想される市長選は「橋下政治」の存亡がかかる。地元・大阪で一定の求心力を保つ橋下氏だが、敵をつくっては選挙を繰り返してきた政治手法に有権者の疲労感も漂う。

 

14日、若者が行き交う大阪市内の商店街「アメリカ村」。年内の政界引退を表明している橋下氏は、並び立った元衆院議員で市長選候補の吉村洋文氏(40)をしきりに持ち上げた。「僕がやり過ぎたところ、ちょっとけんかっ早いところは吉村候補が直してくれる」

 

吉村氏は大阪市議1期目の途中だった昨年末の衆院選で初当選したばかり。知名度不足が課題とされる。橋下氏が二人三脚の選挙戦に徹するのは「橋下氏自ら前面に出るしか吉村氏の勝ち目はない」(橋下氏側近)との危機感からだ。



■「1勝1敗は死」

 知事選、市長選ともに看板政策・ 大阪都構想 への再挑戦を掲げる維新。ダブル選で知事、市長の一方でも失えば都構想実現は不可能となる。「1勝1敗は維新の死を意味する」と、選対幹部は引き締めに躍起だ。

 

しかし、4年前のダブル選で大阪中が沸いた「維新熱」はなかなか戻らない。橋下氏は15日も各地の演説で自民、民主、共産各党への批判を展開。これまでも既成政党批判で世間の耳目を集めてきた橋下氏だが、横を素通りした男性会社員(62)は「橋下さんは辞めると言いながら、党を壊したり作ったり、何をしたいかよう分からん」。維新の演説会の傍聴者は、5月の都構想の住民投票 前に比べ2、3割減っているという。



■共産も自民支援

一方、小雨降る14日のJR大阪駅近く。自民党の谷垣禎一幹事長はマイクを手に語気を強めていた。「この二つの選挙で大阪維新と徹底的に戦い、必ず勝たなければいけない」。市長の座を目指す自民党推薦の元市議、柳本顕氏(41)も「この大阪でまっとうな政治を取り戻さなければ経済の発展などない」と維新政治からの転換を唱えた。

 

自民党本部は執行部を続々と現地に投入。民主、共産両党の地元組織もビラ配布などで陣営を支援する。3党に共通するのは「橋下政治が続く状況はイデオロギーを超越した非常事態」(陣営幹部)との思いだ。

 

約8年間、大阪政界の主役を橋下氏に奪われてきた非維新勢力。近畿選出の民主党衆院議員は力を込める。「ここで維新をつぶさなあかん」。大阪政治の針路は1週間後に決まる。

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