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安倍首相は演説でシリアイラクの難民に対する970億円の支援を表明した。しかしその後の記者会見で難民の受け入れについて問われると移民を受け入れる前にやるべきことがあると主張女性や高齢者の議論にすり替えた

首相の国連演説 先走った物言いが多い

(10/01 北海道新聞)

 

国内の批判を置き去りにした国際公約の乱発は認められない。首相は国連総会の一般討論演説で「積極的平和主義」を掲げ、国際貢献の意欲を強調した。

 

新たな安全保障法制の成立にも言及し、今後の 国連平和維持活動 (PKO)に「もっと幅広く貢献する」と約束した。しかし新たな安保法制はそれ自体、違憲の疑いが強い上に、運用の基準が極めてあいまいだ。

 

いわゆる「駆け付け警護」を可能とする改正PKO法も、自衛隊員の危険を高めると指摘される。しかも来年5月から南スーダン への派遣が想定される 陸上自衛隊北部方面隊 (総監部・札幌)に初めて適用される可能性が高い。

 

首相は世界への約束の前に、自ら口にする「国民に対する丁寧な説明」を尽くす責務がある。首相は演説で、国際協力機構(JICA)がアフリカで進める警官研修の支援を例に挙げて「積極的平和主義」を説明した。

 

一方、バイデン米副大統領との会談では新安保法制の成立を冒頭で報告し、同盟強化を言明した。政府は、積極的平和主義の立場から米国などと連携して国際社会の平和と安定に寄与するとして、新たな安保法制を成立させた。

 

だが平和主義の変質に対する懸念は欧州にもくすぶり、中国や韓国は軍事力の拡大を警戒する。国際貢献の看板を掲げて、米国との軍事面での連携を強化する新安保法制の性格を覆い隠そうというのならば、国際社会に対して不誠実とのそしりは免れまい。

 

首相は演説で、シリア、イラクの難民・国内避難民に対する970億円の支援を表明した。しかし、その後の記者会見で難民の受け入れについて問われると「移民を受け入れる前にやるべきことがある」と主張。女性や高齢者の活躍や出生率上昇の議論にすり替え、消極姿勢を示した。

 

首相の言う「難民を生み出す土壌」を変えるための資金援助はもちろん重要だ。しかし日本は以前から、難民認定の基準が厳しいとの国際的な非難を浴びている。

 

シリアでは、内戦と過激派組織「 イスラム国 」の支配で難民が400万人を超えた。国連は国際社会に受け入れを要請している。この現状で受け入れを拒むならば「日本の貢献は金だけ」との批判が再燃しかねない。そうなれば日本の安保理常任理事国 入りという悲願はさらに遠のくだろう。

 

首相は、内外が求める「国際貢献」の姿を真剣に再考すべきだ。


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