« 後方支援拡大も「違憲」 参院委で元内閣法制局長官 | Main | 経産省は核燃サイクルのコストを含めても原発が一番安価な電源との試算を示しました。来春からの電力小売り自由化で経営が厳しく成ると云う理由で原燃を支える為に公的な支援が必要だとする事はつじつまが合ません。 »

米軍などが実施する過激派組織「 イスラム国 」に対する空爆作戦への支援について、中谷氏は「法律的にはあり得る」と言明した。

新安保法制 法律上の歯止め 政策判断でごまかすな

(北海道新聞)

 

参院特別委員会は 安全保障関連法案 の集中審議を行った。衆院も含むこれまでの審議で目立つのは、法案上、できるかできないのかという野党の追及を、自身の政策判断としてやる、やらないという議論に意図的にすり替える首相の不誠実な答弁である。

 

法律上の歯止めの脆弱(ぜいじゃく)さが明白になるのを恐れるためだろう。 現政権が政策判断でやらないと言っても、法的に可能なら別の政権はやるかもしれない。問われているのは政策ではなく法案である。首相は正面から答えてほしい。

 

首相は 集団的自衛権 を行使して他国領域に戦闘目的で部隊を派遣する「 海外派兵 」について、「一般に自衛のための必要最小限度を超える」として否定している。

 

ただ中東・ホルムズ海峡での機雷掃海は「受動的かつ限定的な行為」だから「例外」として認められると説明している。機雷掃海だけを例外とするのは首相の判断であり、法案に書いてあるわけではない。法律上の歯止めは武力行使の新3要件だけで、それは海外派兵を禁じていない。例外が際限なく広がるのではないか。

 

野党はこの点を繰り返し追及しているが、首相は「現時点で念頭にあるのはホルムズ海峡の機雷除去だけだ」などと述べるにとどまっている。とても納得できない。他国軍の後方支援 に関し、中谷元・防衛相は、法文上は核兵器の輸送も排除されないと答弁した。

 

だが首相は、 非核三原則 が日本の国是であり、「政策論として(核兵器を)運ぶことは120パーセントあり得ない」と否定した。国是だからあり得ないと言うが、武器輸出三原則 という国是を撤廃し、武器の輸出に道を開いたのは、ほかならぬ安倍政権である。首相の答弁はまったく説得力を欠いていると言わざるを得ない。

 

米軍などが実施する過激派組織「イスラム国 」に対する空爆作戦への支援について、中谷氏は「法律的にはあり得る」と言明した。しかし首相はこれについても「政策判断として参加する考えはない」と政策論にすり替えている。

 

首相は衆院審議で「法理上でき得ると答弁すると、いきなりそれを(政策として)やるんだと紙面に踊る場合がある」と述べた。こんな言い訳を認めるわけにはいかない。首相は法案の欠陥を率直に認め、撤回を決断すべきだ。

|

« 後方支援拡大も「違憲」 参院委で元内閣法制局長官 | Main | 経産省は核燃サイクルのコストを含めても原発が一番安価な電源との試算を示しました。来春からの電力小売り自由化で経営が厳しく成ると云う理由で原燃を支える為に公的な支援が必要だとする事はつじつまが合ません。 »

Comments

Post a comment



(Not displayed with comment.)


Comments are moderated, and will not appear on this weblog until the author has approved them.



« 後方支援拡大も「違憲」 参院委で元内閣法制局長官 | Main | 経産省は核燃サイクルのコストを含めても原発が一番安価な電源との試算を示しました。来春からの電力小売り自由化で経営が厳しく成ると云う理由で原燃を支える為に公的な支援が必要だとする事はつじつまが合ません。 »