やはり自分の言葉で語らない談話は、人々の心に響かないと云う事です。首相70年談話:米メディア批判的 「自らの言葉で謝罪せず」
やはり自分の言葉で語らない談話は、人々の心に響かないと云う事です。
首相70年談話:米メディア批判的 「自らの言葉で謝罪せず」
毎日新聞2015/8/16
安倍晋三首相が14日に発表した戦後70年談話を巡っては、米政府が歓迎を表明する一方、同国の主要報道機関からは「首相が自らの言葉で謝罪しなかった」との批判的な論調が目立ち、米国内で評価が一定していないことを示した。また、中国では政府が談話に批判的な反応を示し、同国メディアでも「村山談話からの後退」などの指摘が相次いだ。
米国家安全保障会議(NSC)のプライス報道官は14日、「第二次大戦中に日本がもたらした苦難に対する痛切な反省、歴代内閣が出した談話を引き継ぐことを明確にした内容を歓迎する」との声明を出した。日米韓の連携を重視するオバマ政権は、日本に対し歴史問題における歴代内閣の立場を引き継ぐよう促してきたことから、歓迎する姿勢を鮮明にしている。
米メディアでも、安倍談話について「批評家が危惧していたよりもはるかに融和的で、国家主義的ではなかった」(ワシントン・ポスト紙社説)との一定の評価も見られた。
一方で、安倍首相が自らの言葉で謝罪やおわびに踏み込まなかったことについて、「韓国や中国など日本の最も重要な近隣国との対立関係解消に貢献しない可能性がある」(USAトゥデー紙)、「論争の的になり得る」(ニューヨーク・タイムズ紙)などの指摘が相次いだ。
ワシントン・ポスト紙は日本専門家の見方を引用し、安倍談話が近隣諸国や米国、安倍氏の支持層である保守派などさまざまな聴衆を満足させようと試みた結果として、「結果的に誰も完全に満足させずに終わった」との分析を示している。
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