安倍首相は世界を敵に回して太平洋戦争に突入した当時の無謀なわが国の指導者層と二重写しに見える。
さぁ、全面戦争だ!!
2015年06月20日 永田町徒然草 白川勝彦
安倍首相が「今回国会に提出している安保法制は完全に憲法に適合しており、違憲ではない」と国会の場で言明した。圧倒的な憲法学者・弁護士・知識人等が憲法に違反していると主張しているのに、これらの人々を全部敵に回してそう言い放ったのだ。いい度胸といえばいい度胸だが、かつて世界を敵に回して太平洋戦争に突入した当時の無謀なわが国の指導者層と二重写しに見える。
事は憲法である。事は憲法9条に関することである。平和を愛する諸国民も、これはいい加減にできないであろう。安倍首相の側に立つ者は、安倍首相の味方をすれば良い。しかし、安倍首相の戦争法案を違憲と考える日本国民は、あらゆるものを投げ打ってでも安倍首相と戦わなければならない。もう止(や) める訳にはゆかない。全面戦争だ。勇気を持って立ち上がれ。もちろん私もこの戦いの先頭に立つ。
日本国民はこの70年間を通じて、日本国憲法が自分たちの味方であり、今日の繁栄を築き上げてきた礎であることを知っている。この日本国憲法を蔑(ないがし)ろにする者が自分たちの敵であることを見抜いている。この戦いは絶対に勝たなければならなし、必ず勝てる。これは、50年間日本の政治を見つめ続けてきた私の確信である。
今日はこのくらいにしておこう。それでは、また。