安倍首相は、ひとり夢遊病のように動いている、橋下徹大阪市長との会談などマスコミはあたかも政局を大展開させる高度な政治行動と持ち上げているが政界引退すると表明した者と会って一体何が生まれるというのか
不可解かつ頓珍漢な安倍の動き。
安倍首相は、ひとり夢遊病のように動いている、橋下徹大阪市長との会談などマスコミはあたかも政局を大展開させる高度な政治行動と持ち上げているが政界引退すると表明した者と会って一体何が生まれるというのか。
15年06月16日 永田町徒然草 白川勝彦
現在の自民党に司令塔があるとは思えない。しかし、自民党・公明党がいま最大の危機にあることは疑いのない事実である。こういう時は、自民党・公明党そしてその連立を維持しようと思っている人たちが、結束しなければならない。その結束している塊が司令塔なのである。いまその司令塔が果たしてあるのか、あったとしても果たして機能しているのか。私の見方は、いずれも否である。
安倍首相は、ひとり夢遊病のように動いている。一昨日夜の橋下徹大阪市長との会談などこの夢遊病的行動の最たるものである。マスコミはあたかも政局を大展開させる高度な政治行動と持ち上げているが、バカも休み休みといえという類の話で。政界引退すると表明した者と会って一体何が生まれるというのか。安倍首相も心密かに政界引退を決意したのではないかと、口さがない永田町の相場だ。
もうひとつは、G7サミット出席前にウクライナのポロシェンコ大統領と面会したことであろう。ウクライナ情勢を少しく注目しているならば、ホロプルシェンコ大統領はもはやウクライナ人民をから支持されていないし、ウクライナ国を掌握しているとも言えない。こんなポロシェンコ大統領と面談していかなる政治的意味があるという地球儀俯瞰のひとつが増やしたかったのだろう。だがロシアとの外交交渉には大きな障害になることは避け得ない。
政権を維持するためには、数人で良いから命懸けで首相を支えようという政治家が必要だ。私は宏池会という派閥でそういう政治家を見てきた。本当に命懸けであった。いまの安倍内閣にはそういう人がいない。いや安倍首相自身が作ろうとしてないのかも知れない。だからこれからもおかしなことが次々と起こる。そのときこそ、“池に落ちた犬は叩け”で攻撃を加えるのだ。先はそんなに長くはない。
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