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自民党のマスコミ批判は今に始まったことではありません。安倍晋三首相は衆院選前の2014年11月、TBSの報道番組に出演し、自らの経済政策に否定的な街頭インタビューを批判しています。

自民党のマスコミ批判は今に始まったことではありません。安倍晋三首相は衆院選前の2014年11月、TBSの報道番組に出演し、自らの経済政策に否定的な街頭インタビューを「(実態が)反映されていない」と批判しています。



自民党はその直後に選挙報道の「公正の確保」をテレビ各局に書面で求めて、テレビ局に圧力をかけ、またテレビ朝日とNHKの番組の問題で自民党から呼び出されています。この様な事から、自民党では普段からマスコミに圧力をかけてコントロ-ルして来たことから出た発言です。



また、作家の百田尚樹氏も基地問題などで政府に批判的な沖縄の地元紙について、「沖縄の二つの新聞はつぶさないといけない。あってはいけないことだが、沖縄のどこかの島が中国に取られれば目を覚ますはず」と述べ、あとから、あれは冗談だと言って逃げていますが、この勉強会は酒席での放談ではありません。



自民の勉強会 マスコミ批判は筋違い

(06/27 北海道新聞社説)

 

耳を疑う発言が、また自民党から飛び出した。一昨日開かれた中堅・若手議員の勉強会「文化芸術懇話会」の席上だ。安全保障関連法案 を批判する報道に関し「マスコミを懲らしめるには広告収入をなくせばいい。文化人が 経団連 に働きかけてほしい」との声が上がったという。

 

各種世論調査を見ても、国民の間で安保法制について慎重論が根強い。それは法制に根本的な疑念が拭えないからにほかならない。それなのに、国民の理解が得られない鬱憤(うっぷん)をメディアに押しつけるとは、筋違いも甚だしい。

 

加えて勉強会の講師だった作家百田尚樹氏も基地問題などで政府に批判的な沖縄の地元紙について、こう述べたという。「沖縄の二つの新聞はつぶさないといけない。あってはいけないことだが、沖縄のどこかの島が中国に取られれば目を覚ますはず」酒席での放談ではない。昼間、ほかでもない党本部で開かれた会合での物言いだ。

 

言論の自由は民主主義を支える要諦だ。そして報道機関の役割は権力の監視であり、誤りがあれば国民に知らせ正すことにある。その基本の「キ」にあえて目をつぶったような発言は、到底看過できない。

 

自民党のマスコミ批判は今に始まったことではない。しかし「広告を取りやめるように働きかけよう」とか、「新聞をつぶせ」とか、露骨で物騒な発言が飛び交うのは聞いたことがない。それなりの自制が働いてきたからだ。

 

それが政権政党の矜持(きょうじ)だったはずだ。安保法制の審議が思い通りに進まないからといって、八つ当たりはあまりに大人げない。主張が正しいと信じるなら、反発や批判があっても国民の中に分け入ってでも説得する。それが政治のあるべき振るまいだ。今回の発言からは、そうした謙虚な姿勢はうかがえない。安倍晋三首相はきのう、衆院特別委員会で勉強会での発言について問われ「報道(内容)は知らない」と答えた。

 

しかし、勉強会は9月の自民党総裁選で安倍首相の再選機運を盛り上げる狙いで発足したものという。首相側近の加藤勝信官房副長官や萩生田光一・党総裁特別補佐も出席していた。それでも首相はわれ関せずで押し通すのか。何もしなければ、首相も同じ考えと見られても仕方あるまい。自ら、発言した議員に真意を聞き猛省を促すべきだ。

言論抑圧強める自民

(06/27北海道新聞)

 

2012年の第2次安倍政権発足後、政府・自民党がメディアによる政権批判に神経をとがらせ、個別の番組や報道内容に注文を付ける場面が目立つ。自民党の若手議員による25日の勉強会での発言は、意に沿わない報道に政治圧力で臨む体質が、党の末端にまで浸透していることを示している。

 

安倍晋三首相は衆院選前の2014年11月、TBSの報道番組に出演し、自らの経済政策に否定的な街頭インタビューを「(実態が)反映されていない」と批判。自民党はその直後に選挙報道の「公正の確保」をテレビ各局に書面で求めた。

 

今年4月には、コメンテーターが番組降板をめぐって「官邸の圧力があった」と発言したテレビ朝日の報道番組と、やらせが指摘されたNHKの番組を問題視し、党が両局幹部を呼んで事情を聴取した。放送事業の許認可に影響力を持つ政権党の行動だけに、有識者や野党から「言論への圧力だ」との反発を招いた。

 

一方、前回衆院選では沖縄の全選挙区で自民党候補が落選。以来、政府・自民党内では沖縄の地元2紙を念頭に「地元メディアへの対策を急ぐべきだ」(官邸筋)との声が高まっていた。そうした伏線の上に飛び出た若手議員らの発言に、民主党の岡田克也代表は26日の記者会見で「メディアを締め付ける姿勢があらわだ」と述べ、共産党の志位和夫委員長も「政権の焦りとおごりが、ない交ぜになって表れた」と批判した。


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