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沖縄の戦後70年の「慰霊の日」について、北海道新聞はきちんと社説で伝えていますが、中央からの報道はでは、あまり大きく聞こえて来ません。やはり政治を変えるには地方からと強く感じました。

沖縄の戦後70年の「慰霊の日」について、北海道新聞はきちんと社説で伝えていますが、中央からの報道はでは、あまり大きく聞こえて来ません。やはり政治を変えるには地方からと強く感じました。



沖縄戦から70年 負担を強いた歴史に目を

(06/24北海道新聞社説)

 

沖縄は戦後70年の「慰霊の日」を迎えた。太平洋戦争末期の 沖縄戦 で激戦地となった糸満市できのう、全戦没者追悼式が行われた。日米合わせて20万人を超す犠牲者のうち約10万人は一般住民だった。多大な犠牲を経て現在の日本があることを忘れてはなるまい。

 

戦後、沖縄はさらなる苦難を経験した。長年、米軍施政下に置かれ、日本に復帰した後も過大な米軍基地負担を強いられた。いま、沖縄では基地問題をめぐって政府への不満がこれまでにないほどに強まっている。「もう我慢できない」。それが県民の正直な気持ちだろう。

 

戦争を知る年代層が減り、沖縄の犠牲に報いようとする国民感情が薄れていないか。世代を超え戦争の惨禍を伝えることが大事だ。政府は沖縄の70年の歴史を直視し、これ以上の負担を強いる政策を進めてはならない。



■また戦場になる不安

 追悼式会場に隣接した「平和の礎(いしじ)」で、沖縄市に住む宮里初子さん(72)は親類とともに、亡き父の刻銘に花をささげた。父の顔も知らないことを「悔しい」と語った。「二度と戦争はしてはいけない。たとえば、もし私が死んで戦争がなくなるなら、喜んで死にます」と訴えた。

 

戦後70年を経ても、沖縄の人々の心には戦争の傷痕が深く残っている。それは沖縄の70年が日本の他の地域とは異なった歴史をたどったからだろう。 激烈な沖縄戦は本土防衛のためだった。戦後サンフランシスコ条約で日本が国際社会に復帰しても、沖縄は米軍施政下に置かれた。沖縄は2度「捨て石」になった。

 

日本に復帰した後も 沖縄の米軍基地 返還は進まず、現在も日本の米軍施設の74%が集中している。県民が基地に反対するのは、こうした現状への不満だけではない。基地が集中すれば、相手の標的になる可能性が高まる。日米両政府は中国や北朝鮮を意識して安全保障体制の強化を図っている。「沖縄がまた捨て石にされ、戦場になるのではないか」。そんな不安が募っているのだ。



■新基地への強い反発

 政府の現在の沖縄政策は、こうした沖縄の歴史をないがしろにしているようにしか見えない。沖縄県の翁長雄志(おながたけし)知事は追悼式で、「沖縄の米軍基地問題はわが国の安全保障の問題であり、国民全体で負担すべきだ」と訴えた。

 

政府は 米軍普天間飛行場 を名護市辺野古に移設する計画を「唯一の解決策」とする。菅義偉官房長官は1999年に当時の知事が辺野古への代替施設受け入れに同意したことから正当性を主張する。だが、当時と今とで計画の内容は大きく異なる。

 

辺野古沖に滑走路を建設する当初計画は沖縄側の了解を得ないまま集落に近い場所に変更され、V字形の2本の滑走路となった。軍民共用とすることや15年間の暫定施設とする前提も崩れた。

 

いま翁長知事が「辺野古に新しい基地はつくらせない」と訴えるのは、政府の一方的な計画変更への憤りが背景にあるのだろう。政府は辺野古移設案が沖縄の負担軽減につながると主張する。これは沖縄から見れば「上から目線」の対応にしか見えない。

 

たとえ普天間基地の返還が実現しても、辺野古に新たな機能を持った施設ができれば引き続き沖縄の負担は続くからだ。本当に負担軽減を実現するなら、県外、国外に移設する以外にないことを政府は認識すべきだ。



■不戦の誓いを新たに

 安倍晋三首相は追悼式で「戦争を憎み、ひたすらに平和の道を歩んだ私たちの道のりに誇りを持ち、世界平和の確立に向け不断の努力を行う」とあいさつした。

 

会場からは「うそ言うな」というヤジも飛んだ。首相は辺野古問題に直接触れなかったが、政府と沖縄の溝の深さが表れた。

 

集団的自衛権 行使を容認する安倍政権の 安全保障関連法案 には沖縄でも反発が強い。沖縄県民にとって日本への復帰は二度と戦争をしない「平和国家」の一員となることだった。憲法9条の解釈を変えて平和主義をゆがめ、やがては9条改憲も視野に入れる首相への警戒心は強い。

 

従来の歴史認識に疑問を呈する首相の姿勢も県民の感情を逆なでする。沖縄の歴史まで都合良く見直される不安が消えないからだ。最近の「沖縄独立論」の背景には1879年の「琉球処分」以来、沖縄は日米の植民地であり続けたという歴史観がある。国の圧力から逃れ、独自の道を歩もうとする動きを政府は見過ごせまい。

 

ならば、国の政策のために地域を犠牲にする政治からは脱却すべきだ。沖縄の目線に立ち、不戦の誓いを新たにすることがその第一歩だろう。

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