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全国的な電力融通の司令塔となる国の認可法人「広域的運営推進機関」が発足しましたが現在90万キロワットへ拡大工事中の 北海道と本州を結ぶ海底送電線を数百万キロワット規模に強化する事が求められます。

東日本大震災後、東京電力管内で計画停電を余儀なくされるなど、大手電力10社の地域独占による供給網の脆弱(ぜいじゃく)さが露呈した為に、電力の安定供給を目的に、全国的な電力融通の司令塔となる国の認可法人「広域的運営推進機関」が発足しました。この、広域機関は災害などの際、発電所の出力増加や他地域への融通を指示する権限を備えます。



そして、融通機能強化のため、西日本と東日本、北海道と本州などを結ぶ広域的な送電網整備を担います。全国的な送電網整備は、風力、太陽光など再生可能エネルギー の利用拡大にもっとも重要な事です。



広域機関には大手に加え、再生エネ活用を目指す 新電力 など意見の異なる事業者が参画します。電源を原発に頼る一極集中型から地域分散型への転換に向け、公平性を重視した運営でなければ、それは絵に描いた餅に成ってしまいます。



国は来年4月に 電力小売り を家庭まで広げる全面自由化、20年に大手から送配電部門を切り離す「発送電分離 」を行います。広域機関設置は一連の改革の第1弾となります。



政府と電力大手は、福島第1原発事故後、多くの国民の意思に反して原発維持を前提にエネルギー政策を進めており、再生エネ普及への熱意が乏しい為、運営方法が心配されます。

経済産業省は、大手、新電力、発電会社の議決権を対等にするなど、中立性を重視する方針ですが、新電力には、再生エネ活用や脱原発を掲げる企業も目立ちますので、実際その様に運営されるかは疑問です。 

送電網の計画や負担方法などをめぐり、大手とのせめぎ合いも予想されますので、公平、中立の原則を貫いてほしいものです。



北海道と本州を結ぶ海底送電ケーブル「北本(きたほん)連系」の位置付けも変わりそうです。北電は天災による電力不足など緊急時の設備としているのに対し、通常時の利用拡大を求められることは必至です。

新電力関係者からは、90万キロワットへ拡大工事中の北本連系 を数百万キロワット規模に強化すべきとの声もあり、その事は北海道内の豊富な風力、太陽光など再生エネを地元だけでなく、北本連系を通して道外に供給することで、出力が不安定な欠点も、全国的な融通によって補うことができるはずです。





電力の広域融通 再生エネ重視の運用を

(北海道新聞04/02 )

 

電力の安定供給 を目的に、全国的な電力融通の司令塔となる国の認可法人「広域的運営推進機関」がきのう発足した。東日本大震災後、東京電力管内で計画停電を余儀なくされるなど、大手電力10社の地域独占による供給網の脆弱(ぜいじゃく)さが露呈した。

 

これを踏まえ、広域機関は災害などの際、発電所の出力増加や他地域への融通を指示する権限を備える。融通機能強化のため、西日本と東日本、道内と本州などを結ぶ広域的な送電網整備を担う。全国的な送電網整備は、風力、太陽光など再生可能エネルギー の利用拡大にも貢献するだろう。

 

広域機関には大手に加え、再生エネ活用を目指す 新電力 など意見の異なる事業者が参画する。電源を原発に頼る一極集中型から地域分散型への転換に向け、公平性を重視した運営を求めたい。国は来年4月に電力小売り を家庭まで広げる全面自由化、20年に大手から送配電部門を切り離す「 発送電分離 」を行う。広域機関設置は一連の改革の第1弾となる。

 

約600社が加盟する見込みだが、心配なのは運営方法だ。経済産業省は、大手、新電力、発電会社の議決権を対等にするなど、中立性を重視する方針だ。 しかし、政府と電力大手は、福島第1原発事故後、多くの国民の意思に反して原発維持を前提にエネルギー政策を進めており、再生エネ普及への熱意は乏しい。

 

一方、新電力には、再生エネ活用や脱原発を掲げる企業も目立つ。送電網の計画や負担方法などをめぐり、大手とのせめぎ合いも予想されるだけに、公平、中立の原則を貫いてほしい。

 

北海道と本州を結ぶ海底送電ケーブル「北本(きたほん)連系」の位置付けも変わりそうだ。北電は天災による電力不足など緊急時の設備としているのに対し、通常時の利用拡大を求められることは必至だ。新電力関係者からは、90万キロワットへ拡大工事中の北本連系 を数百万キロワット規模に強化すべきだとの指摘もある。再生エネ活用には、さらなる拡大が必要だろう。

 

道内の豊富な風力、太陽光など再生エネを地元だけでなく、北本連系を通して道外に供給することへの期待は大きい。出力が不安定な欠点も、全国的な融通によって補うことができるはずだ。

 

電力安定供給の基盤づくりにとどまらず、脱原発、再生エネ活用、価格低減など利用者側の多様な視点を取り込むことが、広域機関の大事な役割だ。

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