« 財政難の米国は憲法の制約を緩和した日本に広範囲な軍事的貢献を求める事は明白ですがそれが明らかになる前に日米防衛協定指針を作り上げて日米間の約束として既成事実化しようとしています | Main | 消費税増税は、社会保障と税の一体改革を行うという事に、国民は賛成したはずですが、現在の安倍内閣でやっている消費税増税は公共事業などの利権の拡大の為の改革です。 修正 »

金子札幌市議はアイヌ民族の本当の歴史を解ってアイヌ民族なんていまはもういないと発言したのでしょうか、私が子供ころは北海道ではアイヌの人々を犯罪人の様な表現で話していた事は事実です

金子快之札幌市議がツイッタ-に「アイヌ民族なんて、いまはもういない」アイヌ民族を強調する人の目的を「行政からの便益を獲得すること」などと書き込んだ問題で、民主党・市民連合(23人)は3日、金子氏に対する議員辞職勧告決議案を、22日開会の定例市議会に提出する考えを主要会派に伝え、定数68の札幌市議会で公明党(9人)、共産党(5人)、市民ネットワーク北海道(3人)は賛成の方向で調整しており、賛成多数で可決する公算が大きくなりました。

金子氏が「利権を行使しまくっている」と書き込んだ、アイヌ民族を対象とするさまざまな支援策については、丹菊准教授は「明治期の近代的土地所有制度導入時に土地所有から疎外され、狩猟・漁業など生業の場も失い、貧困に追いやられた歴史から、アイヌ民族以外の人との格差是正のために設けられた」として、格差が是正されるまで必要との立場で、札幌市の住宅資金貸付制度の返済率が74・8%であることなどに関し、岡田教授は「制度の運用上の問題であって、民族問題と混同すべきではない」と指摘しています。

実際にアイヌで無い人が、色々な支援策を受けているとすれば、それは生活保護の不正自給者と同じ、行政の運用上の問題で、民族問題ではありません。

この問題で金子快之札幌市議はアイヌ民族の本当の歴史を解って発言したのでしょうか。私が子供のころから成人に成るまでは、北海道ではアイヌの人々を犯罪人の様な表現で話していた事は事実です。

バカを斬る刀(武士「もののふ」)と云う方のブログにこの事を鋭く指摘している記事が有りました。

http://ameblo.jp/mononofu2014/entry-11914014390.html

金子の発言によって、いまだ北海道ではそのような差別意識が残っているのか、と改めて思わされました。

 実は今年3月、呉智英を批判した文章で、アイヌ民族について書こうかと思いながら、論旨からやや外れる気がして書かずにおいた件があります。
 

呉の発言は、従軍慰安婦問題に関してその強制性に懐疑的な見方を示し、「(民族が違うとはいえ)同じ日本人にそのようなひどいことをするでしょうか」というものでした。
 

では、同じ日本人であるアイヌ民族に対してはどうなのか、と言いたくなったわけです。狩猟採集民族であるアイヌ人にとって、秋から冬にかけての主食は鮭でした。
 

すなわち、秋になって川を遡上してくる鮭はその日食べる分だけを採取してその日の糧とし、産卵・体外受精を終えて川を下ってくる鮭を大量に捕獲し、干物にして越冬の糧としたわけです。
 

産卵・体外受精を終えた鮭の方が、脂肪が落ち、干物にしやすい。その時季なら虫が湧きにくい。何より産卵と受精を終えた後なので数が減らない。そうやって何百年も北海道の自然と共存してきたアイヌ民族に対して、当時の明治政府が出した命令は「鮭漁の禁止」。
 

入植者による先住民族への弾圧・虐待・嫌がらせは洋の東西を問わず珍しいことではないが、「主食を奪う」というのは、かなり過酷な部類になるのではないだろうか。
 

狩猟採集民族で農耕技術を持たないアイヌ民族に対して鮭漁を禁止するということは、「死ね」と言っているのと同じ。越冬の食糧なしで、どうやって厳しい北海道の冬を過ごすのであろうか。
 

そんな命令を守れるわけはないと鮭漁を続けた者は逮捕される。現在のような基本的人権が守られた社会とはわけが違う。逮捕されたアイヌ人には、とんでもなく過酷な拷問が加えられる。半殺しのめに合わせ、ボロボロの体で村に帰らせ、恰好の見せしめとする。これではさすがに鮭漁をすることはできなくなる。
 

そして鮭に次ぐ命の糧であったエゾシカの狩猟までも禁止される。冬の間に栄養失調で命を落としたアイヌ人はどれほどの人数になったであろうか。

 

金子の発言は、その時代からの延長線上あると言わざるを得ない。「自国の歴史に誇りを」とは産経新聞のキャッチフレーズであったか。このような歴史をどのように称賛できるのか、ぜひうかがってみたいものである。明治時代、アイヌ民族にもたらされた惨禍はこれだけではない。 

             

「アイヌ」証明根拠、現行法にない 金子札幌市議、ブログに

(北海道新聞)

 札幌市議で自民党・市民会議所属の金子快之(やすゆき)氏(43)=東区選出=が短文投稿サイト「 ツイッター 」に「アイヌ民族なんて、いまはもういない」と書き込んだ問題で、金子氏は自身のブログで「アイヌ文化や歴史を否定するものではありません」としながらも、「『アイヌ』を法的に証明する根拠が現行法にない」ためなどと説明した。自民党会派は17日、金子氏から18日に真意を聞く方針を決めた。

 

ブログは16日付。金子氏は、アイヌ民族を強調する人の目的を「行政からの便益を獲得すること」とし、行政から支援を受ける際の手続きについても「『自称』『推定』を認める客観性の乏しい仕組み」と批判した。

 

札幌市は、アイヌ民族を対象にした住宅整備への低利貸付制度のほか、北海道アイヌ協会支部への補助金支出などを行っている。貸付制度の利用にあたっては、北海道アイヌ協会が証明書を提出している。

 

アイヌ民族をめぐっては2008年6月、国会が「 アイヌ民族を先住民族とすることを求める決議 」を全会一致で可決。当時の町村信孝官房長官が、先住民族であるとの認識を表明した。安倍晋三政権は、「民族共生の象徴空間」を20年までに胆振管内白老町に設置する計画を進めている。

「アイヌ民族存在する」「若者、文化伝承に努力」 金子・札幌市議書き込み、専門家に聞く

(北海道新聞)

金子氏は11日、ツイッターに「アイヌ民族なんて、いまはもういないんですよね」などと書き込んだ事に対して、「いまはもういない」という表現について、北大アイヌ・先住民研究センターの丹菊逸治(たんぎくいつじ)准教授(アイヌ文化)は「例え固有の言語や伝統文化が失われたとしても、過去との連続性を保ち、同じ民族に属するという意識を持った人々の集まりである以上、アイヌは民族として存在する」と指摘しています。

 

苫小牧駒沢大の岡田路明教授(アイヌ文化)は「現実にアイヌ民族として生きている方がおり、事実誤認。100パーセント純血のアイヌ民族がいないといって存在を否定するなら、和人だっていないことになる」との見解を示しました。

 アイヌ民族の学生らが文化や歴史を学び、その普及を目指す「ウレシパクラブ」を開設している札大の本田優子副学長(アイヌ史)は「文化を伝承しようと懸命に活動している学生がたくさんいる。若者の努力が理解されず、悔しい」と話した。

 

金子氏が「利権を行使しまくっている」と書き込んだ、アイヌ民族を対象とするさまざまな支援策については、丹菊准教授は「明治期の近代的土地所有制度導入時に土地所有から疎外され、狩猟・漁業など生業の場も失い、貧困に追いやられた歴史から、アイヌ民族以外の人との格差是正のために設けられた」として、格差が是正されるまで必要との立場で、札幌市の住宅資金貸付制度の返済率が74・8%であることなどに関し、岡田教授は「制度の運用上の問題であって、民族問題と混同すべきではない」と指摘。政府がアイヌ民族を先住民族と認め、「 民族共生の象徴となる空間 」の整備を進めていることをふまえ、「政権与党である自民党会派の議員から、その根底を覆すような発言が出てきたことは理解しがたい」としています。

|

« 財政難の米国は憲法の制約を緩和した日本に広範囲な軍事的貢献を求める事は明白ですがそれが明らかになる前に日米防衛協定指針を作り上げて日米間の約束として既成事実化しようとしています | Main | 消費税増税は、社会保障と税の一体改革を行うという事に、国民は賛成したはずですが、現在の安倍内閣でやっている消費税増税は公共事業などの利権の拡大の為の改革です。 修正 »