牧草からバイオガスを生産すると云う様な自然エネルギ-を全国各地で有効に利用すれば、原発など全く必要なく成ります
牧草からバイオガスを生産すると云う様な自然エネルギ-を全国各地で有効に利用すれば、原発など全く必要なく成ります。
牧草バイオガス生産 音威子府16年度建設、発電も エネルギー効率、家畜ふん尿の7倍
(07/10 北海道新聞)
【音威子府】上川管内音威子府村は牧草を発酵させてメタンガスを生産する バイオガスプラント を2016年度に建設することを決めた。高校など学校や公共施設の暖房熱に役立てるほか、発電も検討する。家畜ふん尿を用いるガスプラントは道東を中心に普及しているが、牧草主体のプラントは道内で初めてとなる。 自然エネルギー の先進国ドイツでは牧草やデントコーンの利用が進んでおり、身近な牧草を資源として生かす計画は注目されそうだ。
同村は自然エネルギーの活用を重要施策に掲げており、村内の離農跡地などに豊富にある牧草に着目した。村によると、牧草のエネルギー効率は家畜ふん尿の約7倍(重量ベース)。自然発酵でメタンガスを発生させ、対象施設に温水を循環させる。乳牛のふん尿も一部利用し、エネルギーとして利用後は液肥として牧草地に循環させる。人口約800人の同村は、ドイツの先進モデルを調査。同規模の北部のユンデ村が05年から牧草を使った熱電エネルギーの自給に取り組んでいることを知り、佐近勝村長が8月下旬に同村を視察する。事業規模は視察結果を踏まえ、来年度に基本設計で詳細を決める。
佐近村長は「ユンデ村の取り組みを参考に、音威子府型の地域エネルギー自給システムをつくりたい」と強調。プラント設置を雇用拡大に結びつけるほか、将来はデントコーンや牧草など、エネルギー作物に特化した栽培を始めるなど農業振興にもつなげたい考え。札幌の調査会社「NERC(自然エネルギー研究センター)」によると、ドイツには約7700のバイオガスプラントがあり、そのうち7割がエネルギー作物を用いている。同社の大友詔雄センター長(元北大教授)は「北海道には離農跡地など牧草の余剰があり、音威子府のプラントは牧草活用の先進例になりうる。全国の耕作放棄地でエネルギー作物を栽培すれば、原発に代わるエネルギーを生み出すことも可能になる」と話している。