今後公明党が平和の党などと思わない事です
集団的自衛権行使の与党協議が始まった当初から、与党のあまい蜜を味わった政党が与党から離脱するはずが無いと思っていましたが、昨日の公明党山口代表の言葉を聞きまして、やはりと思いました。与党協議は国民を欺く為の完全な時間稼ぎだったと思います。今後創価学会員以外で公明党を支持する人々は、今後公明党が平和の党などと思わない事です。
集団的自衛権 自公実質合意 結論ありきで進む暴挙
(北海道新聞)
こんなずさんな議論で、日本の安全保障政策の大転換を図ろうと本気で考えているのか。自民、公明両党が、集団的自衛権の行使容認に向けた 憲法解釈変更に関する閣議決定案の修正で実質合意した。27日に正式合意、7月1日にも閣議決定する方向だ。
修正は小手先の文言調整にすぎず、時の政権の判断次第で集団的自衛権行使の範囲をいくらでも拡大できることに変わりはない。国連決議に基づく集団安全保障措置への参加については直接の言及を避けたが、参加可能と解釈できる文言を新たに付け加えた。
まやかしの修正で自衛隊の海外での無限定な武力行使に道を開くことは断じて認められない。修正案は自衛権発動要件のうち、国民の権利が覆される「おそれ」を「明白な危険」に変えた。だが実際に国民の権利が覆される事態になっていなくても集団的自衛権を行使できる点は同じだ。
また「他国」に対する武力攻撃の発生を、「わが国と密接な関係にある他国」としたが、同盟国に限定しているわけではない。憲法上許される武力の行使を定義したくだりでは、「国際法上は集団的自衛権が根拠となる」とした原案に「場合もある」との文言を付け加えた。
集団的自衛権ではなく、集団安保が根拠となる「場合もある」と解釈できるようにするためだ。集団安保参加は安倍晋三首相が明確に否定し、公明も認めないとしていた。だからこんな曖昧な表現にしたのだろう。閣議決定しさえすれば後はいかようにも拡大解釈できると考えているなら、国民を欺くことにほかならない。
そもそも与党協議は対象の15事例のうち、武力行使に至らない グレ-ゾ-ン事態の2事例でしか自公の見解は一致していない。集団的自衛権の事例以外でも、国連決議に基づく多国籍軍への後方支援や、国連平和維持活動(PKO)での駆けつけ警護など、本来は国会審議を含め十分な時間をかけて徹底的に議論すべき重大な問題が多く残っている。
それらをうやむやにしたまま一足飛びに集団的自衛権行使を認め、さらに集団安保への参加にまで道を開くなど到底許されない。政府・与党の憲法解釈変更の論理はすでに破綻が明らかだ。平和主義を踏みにじる無謀な試みは直ちにやめるべきだ。
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