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外交は国と国のパワ-ゲ-ムである為に内閣の一員は少しでも隙を見せる事は許されません

第一次安倍内閣はお友達内閣と言われて、崩壊しましたが、第二次安倍内閣も同じ様に見えます。衛藤首相補佐官がユーチュ-ブ動画サイトに持論を投稿して、その後官房長官に注意されますと、簡単に動画を削除した事は本当にお粗末です。ユ-チュ-ブの動画を後から削除しても、多くの人々がダウンロ-ドしている為に、削除は全く意味が有りません。

衛藤首相補佐官は持論を維持したいのなら、官房長官言われたくらいで自分が投稿した動画を削除するべきではありません。逆に首相補佐官を辞任するくらいの覚悟を持って臨むべきです。こんなことをやっていますと、国益を多く損ないます。特に「米国は日本が何をやっても擁護するのが当然だ」と云う様な主張は全く子供の主張です。外交は国と国のパワ-ゲ-ムである為に、少しでも隙を見せるれば、たとえ同盟国であっても国益の為には徹底的に日本を攻撃して来ると云う認識が欠けています。

首相側近発言 自省なき批判通らない(北海道新聞2月21日)

 

安倍晋三首相の周辺からまた問題発言である。衛藤晟一(せいいち)首相補佐官が、首相の靖国神社参拝に失望を表明した米国を「むしろわれわれが『失望』だ」と自らの動画サイトで批判した。首相の靖国参拝は近隣国との関係を悪化させ、国益を損なうものだった。その反省もないまま、他国の見解を批判するとは見当違いだ。

 

衛藤氏は「米国は同盟関係にある日本をなぜ大事にしないのか」とも述べた。「米国は日本が何をやっても擁護するのが当然だ」と言わんばかりのおごりと甘えがある。 首相を含め、政権幹部らは自らの立場をわきまえ、国内外に与える影響をよく考えて発言すべきだ。問題が発覚した後、衛藤氏は「何が問題なのか」と答えていた。菅義偉官房長官が取り消しを求めるとすぐに撤回したが、「個人としてがっかりした。皮肉の一つくらい言うのは当たり前」と開き直った。

 

感情が先走り、問題を認識できていない。あまりに軽率な言動だ。しかも衛藤氏は、首相の靖国参拝前に米政府の反応を探るために訪米している。結果的に「失望した」と批判され、米側の出方を読み違えた。補佐官としての役目も果たしたことにならない。失格である。外交をもっと冷静に進めてもらいたい。日米同盟の有無にかかわらず、米国は自らの国益に沿って行動するものだ。日本の動きが米国の国益に反するなら自重を促すだろう。

 

首相の靖国参拝はアジアの国際関係を不安定化させ、米国にとって不利益であるから支持できない。それが「失望」の真意だと理解できなければ、安倍外交はあまりに拙い。それにしてもなぜ、首相の周りから不用意な発言が続くのか。 NHKの籾井(もみい)勝人会長や百田(ひゃくた)尚樹氏ら経営委員の発言はいまだに尾を引いている。本田悦朗内閣官房参与が首相の靖国参拝を擁護した発言が米紙に掲載され、批判を受けた。

 

原因は首相の認識の甘さだ。首相は靖国参拝を「私人の立場」と説明している。トップが公私を都合良く使い分ける態度をとれば、周囲への影響も避けられない。衛藤氏や百田氏が「個人的考え」だと言い逃れを図る原因は首相にもある。重要な立場にあれば、私的言動にも責任が伴うことを自覚すべきだ。首相は第1次政権で、自分に親しい「お友達」を周囲に集め、批判を浴びた。その教訓が生かされていない。首相周辺の軽率な発言は政権の緊張感のなさの表れとも言える。まずは襟を正すべきだ。そして、首相に盲従するのではなく、むしろ行き過ぎを止めることが側近の本来の役目だと認識してほしい。


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