« ネットから細川候補の演説風景を集めました | Main | NHK経営委員百田氏都知事選で田母神候補応援演説とニュ-スに呆れました »

これ程酷い中韓の非難は世界が見ていますの同じ土俵に上がって非難合戦をやらない事が一番大切です

先月末に国連安全保障理事会の討論会合で、中国と韓国が日本を名指しで批判した事は異例の事態です。これ程、国際会議の場で日本を非難するのは、内政問題から国民の目をそらせるため、対日批判を強めているとしか考えられません。

日本は、このような挑発乗って同じ土俵で争っても、何の意味もありません。安倍総理がスイス・ダボスでの記者会見で、現在の日中関係について、第1次大戦前の英独関係になぞらえる様な無知な発言をした事は最悪です。これ程、酷い中韓の非難は、世界が見ていますの、同じ土俵に上がって非難合戦をやらない事が一番大切です。

日中韓の応酬 不信の連鎖断ち融和を(北海道新聞社説2月3日)

 安倍晋三首相の昨年末の靖国神社参拝を機に、日本と中国、韓国との関係が悪化の一途をたどっている。中国政府は各国で反日キャンペーンを展開し、対抗する日本政府との間で世界規模の非難の応酬が続いている。 先月末には国連安全保障理事会の討論会合で、中国と韓国が日本を名指しで批判した。異例の事態だ。

 

首相は国会答弁で「靖国参拝はリーダーとして当然」と開き直った。これでは対立は激化するばかりだ。いま日中韓に求められるのは、主張を相手に押しつけ合う不毛な非難合戦ではない。各国指導者は冷静な話し合いで不信の連鎖を断ち、融和に向けた理性的な努力をすべきだ。中国は既に50カ国以上の新聞に安倍首相の靖国参拝批判を寄稿した。英国新聞紙上では、日中の大使が、互いに相手国を人気小説「ハリー・ポッター」の悪役魔法使い「ヴォルデモート卿」になぞらえ論争した。

 

国連安保理討論会合で韓国は、日本の指導者の植民地支配に関する「誤った認識」が北東アジアの緊張を高めていると批判した。中国も、安倍首相の靖国参拝は「戦後の国際秩序に対する挑戦」だと非難した。 日中韓の応酬はエスカレートする一方だ。韓国が初代韓国統監だった伊藤博文元首相を暗殺した安重根(アンジュングン)の記念碑を暗殺現場である中国・ハルビン駅に設置するよう求めたのに対し、中国は記念館設立で応じるなど、中韓は対日批判で歩調を合わせている。尖閣や歴史認識問題などでこじれた日本と中韓の関係を、さらに悪化させたのは安倍首相の靖国参拝だ。

 

ただ、中韓の対応もかたくなに過ぎる。内政問題から国民の目をそらせるため、対日批判を強めている面もあるのではないか。 各国指導者がこうした態度を続ければ互いの国民感情も悪化し、対立が先鋭化、泥沼化しかねない。首相の靖国参拝をめぐっては、バイデン米副大統領が首相に直接、自制を求めていたことも明らかになった。同盟国の助言にも耳を貸さず、独善的な行動で国益を大きく損ねたことを首相は厳しく反省すべきだ。

 

首相はスイス・ダボスでの記者会見で、現在の日中関係について、第1次大戦前の英独関係になぞらえる発言をした。欧米メディアには「武力衝突の可能性を否定しなかった」と受け止められ、物議を醸した。 発言が軽率すぎ、日中の相互不信に拍車を掛けかねない。もっと慎重な言葉遣いを心掛ける必要がある。北東アジアの安定には日中韓の連携が不可欠で、世界も注視している。各国指導者は対立解消に向けた具体的な取り組みを急いでほしい。


|

« ネットから細川候補の演説風景を集めました | Main | NHK経営委員百田氏都知事選で田母神候補応援演説とニュ-スに呆れました »

Comments

Post a comment



(Not displayed with comment.)


Comments are moderated, and will not appear on this weblog until the author has approved them.



« ネットから細川候補の演説風景を集めました | Main | NHK経営委員百田氏都知事選で田母神候補応援演説とニュ-スに呆れました »