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日本と韓国の過去にあった支配する側と支配された側の気持ちを全く配慮せず相手を非難し合ってもそれはあまりにもむなしい事です

近年の韓国・中国の傍若無人ぶりは許容出来る範囲を超えていますが、その原因を作ったのも安倍政権と言われても仕方がないと思います。現在の中韓の行動だけ非難する声はよく聞きますが、日本にその根本的な原因は無いのでしょうか。

一昨日のフジテレビの新報道2001に出演していました、保守派の論客西尾幹二氏の発言を聞きまして、これが日韓の靖国神社参拝に対する認識の違いの根源と云う事が良く解りました。

西尾幹二氏は番組の中で、日本が朝鮮半島を植民地化したのは、朝鮮半島は常に何処かの国を頼って生きて行かねばならない自立出来ない国である為に英米がロシアからの脅威に対抗する為に、日本に朝鮮半島の植民地化を頼んだためと述べました。

確かに、当時は列強の進出で中国大陸や朝鮮半島は国取りゲ-ムの中に組み込まれていましたが、近代史のなかで最終的に太平洋戦争終結まで植民地として、朝鮮半島を支配していたのは日本です。

もし日本が英米の要請で朝鮮半島を植民地化しなければ、ロシアや英米が植民地化していたと言う事はその通りと思いますが、それは支配する側の論理で、支配された人々の心情は全く入っていません。

西尾氏の様な保守の方々は日本が列強の進出から朝鮮半島を守って来たと云う考が支配している様ですが、その様な考えでは植民地化された人々の気持ちなどを理解する事は永遠に出来ないと思われます。

日本と韓国の過去にあった支配する側と支配された側の気持ちを全く配慮せず、いくら国の為に戦った英霊に尊崇の念を表す為に靖国神社を参拝したと言っても、それは永遠に理解してもらえない事です。

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