« 原発から出る放射性廃棄物最終処分地の研究についての意識調査でその研究が何処で行われているかと知っている人が首都圏・関西では1%とは驚きました | Main | 日本でも、容赦ない貧困地獄がこれから本格的に始まるのだ »

高校から大学卒業までの教育費生活費を除いて1007万円と高騰しています


日本は富裕層しか高等教育を受けられない時代になった様です。これでは、日本の国力が弱って行くのも当然と思われます。

北海道新聞の『教育費高騰1007万円高校から大学卒業まで』と言う記事を読みまして、日本は教育費に国がもっとお金をつぎ込まなければ、益々格差社会に成り、優秀な人材は一握りの富裕層だけに成ってしまいます。

しかし、今までの日本社会は優秀な人間が富裕層からばかり出て来たわけではありません。多くの大学を卒業した人々はごく普通の家庭で育った人が殆どです。

昔は、一部の有名私立学校に入る為に、塾に通っていた人はいますが、殆どが公立の高校に通って、大学を目指していました。また大学生の生活費もアルバイトなどで、学費を補っている学生も多数いました。

日本は現在少子高齢化の時代です。この様な時こそ優秀な子どもたちを国が育てなければなりません。自民党は基本的に自立型の社会を目指す政党ですから、現在の日本に対応した政策は行う事が出来ないと思われます。

教育費高騰1007万円高校から大学卒業まで

(北海道新聞1月24日)

日本政策金融公庫札幌支店は23日、2013年度の道内の教育費負担実態調査を発表した。高校入学から大学卒業までにかかる子供1人当たりの教育費は、仕送りを除いても前年度比6・2%増の1007万3千円で、09年度の調査開始以来初めて1千万円を超えた。

 

調査は、同公庫の教育口-ンを利用する高校生や大学生の子供がいる道内の家庭を対象に行い、275世帯から回答を得て平均値を算出した。入学金や授業料、塾費用などの教育費は高校が3年間で317万円、大学が4年間で690万3千円。子供が2人の場合の世帯年収に占める教育費の割合は37・9%で前年度比1・5ポイント増。奨学金を受けているのは同6・5ポイント増の68・2%だった。

 

教育費捻出のために節約している支出(複数回答)は「衣類購入費」58・4%、「食費」52・3%だった。本年度から導入された、祖父母が孫やひ孫に教育資金を一括贈与する場合に贈与税を非課税とする時限措置については「活用しない」が83・1%。理由としては「祖父母らに経済的余裕がない」が62・6%だった。

 

道教大釧路校の玉井康之教授(地域教育社会学)は教育費の増大について「景気低迷と就職難が続き、子供の将来を考えた『教育投資』に熱心な親が目立つこともあるのでは」と推側。一方で、「口-ンも組めないような生活困難層が増えているのも事実」として、教育費高騰が教育格差を拡大する恐れがあると指摘している。

|

« 原発から出る放射性廃棄物最終処分地の研究についての意識調査でその研究が何処で行われているかと知っている人が首都圏・関西では1%とは驚きました | Main | 日本でも、容赦ない貧困地獄がこれから本格的に始まるのだ »