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聖域を守れないTPPには参加しないと云う見え透いた猿芝居を見せられて日本の国民はいつまで大人しくしているのでしょうか

自民党内には、聖域の絞り込みは当初から想定済みとの声が出ていいます様に、自民党議員はTPPにおいて聖域など無いと云う事を知らずに巻き込まれたのではなく、自民党支持者の手前、だまされたふりをしていただけです。

選挙と云う国民の声が一番反映されなければならないところで、大仕掛な見え透いた猿芝居を行ったと云う事がはっきりしましたが、こんな見え透いた猿芝居をやられていても、日本の国民は何故大人しくしているのでしょうか。

「聖域」見直しの猿芝居(北海道新聞10月21日)

また、同じ様に福島原発事故対策でも同じ様な猿芝居が行われていますが、国民は何故か原発推進の自民党安倍内閣を支持しています。こんな事では、殆ど詐欺集団に搾取されてしまいますので、早く国民は自民党議員達が詐欺集団のサクラと変わりがないと云う事を見抜かなければなりません。

詐欺師たちがギャングの親分をカモにして鮮やかに大金を巻き上げる「スティング」という映画があった。てっきり作り話と思っていたら、事実は映画より奇なり。

  

「詐欺師入門」(デヴィッド・W・モラー、光文社)によると、20世紀初頭から大恐慌にかけての米国では、映画のような大がかりな詐欺が実際に横行した。 手口はこんな具合だ。八百長競馬、株価操作といった架空のもうけ話をカモに持ちかけ、大勢のサクラを動員して賭博場や証券会社などの舞台装置をこしらえる。

 

最後が肝心で、金をだまし取った直後に騒動を起こす。例えば、偽警官が踏み込み、時には偽の撃ち合いまで演じて被害者をけむに巻く。被害者も知らず知らず芝居に参加させられ、だまされたことに気づかない。

 

秘密主義が貫かれ、内容をうかがい知ることのできない環太平洋連携協定  (TPP)交渉は、ペテンのようなうさんくさい芝居に似てきた。いぶかしげに見守る国民を観客にたとえるなら、失礼ながらカモは、道内選出議員も含めた自民党内の農水族あるいはTPP慎重派といったところだろうか。

  

「聖域」とされた重要5農産物の一部について、とうとう自民党内で関税撤廃の是非を検討することになった。当然、「聖域が守れなけれぱ、交渉脱退も辞さぬ」との公約に反するから、農水族を中心に批判が噴出している。

 

しかし、これはTPP交渉への参加が決まった際にも繰り広げられた光景だ。一杯も二杯も食わされながら、抗議の意昧を込めて「離党も辞さぬ」と言う議員は寡聞にして知らない。

 

自民党の西川公也TPP対策委員長は「こちらがカードを切らない限り、相手も切らない」と述べた。だが、聖域を守るために力-ドを切るのであり、聖域を切り分けて力-ドにするという話は聞いたことがない。

 

脆弁に近い言い訳が飛び出すのも、日本が既に切り札を失っているからだ。 「参加することに意義がある」と言わんばかりに、日本は交渉参加に向けた米国との事前協議で、日本車関税の当面の維持といった強力なカードを切ってしまった。

TPPのような秘密交渉は国民にとっては災難だが、不利な立場に置かれた交渉担当者には好都合だ。交渉経過どころか、日本が現実に何を主張しているのかさえ分からないから、根拠の乏しい見通しが語られても、検証のしようがない。

 

日本が、米国と新興国との間で仲介を務めるとの見立ては一見もっともらしい。 例えば、有力製薬企業を多く抱える米国は新薬の特許権などの強化を求めているが、安価な後発薬に頼るアジア諸国は反発している。

 

だが、日本にとっても、後発薬の普及は医療費抑制の数少ない手段ではないか。 安倍晋三首相が口にする「国益」の意味は不明だが、後発薬のような仕組みが各国の福祉増進、すなわち公益に役立っているのは明白だ。

 

そもそも切り札を持たないから、聖域に手を付けざるを得ない状況に追い込まれている。丸腰の仲介役が狙う利益とは何だろうか。交渉に参加した時点で、手詰まりは予想できたはずだ。現に、自民党内には、聖域の絞り込みは当初から想定済みとの声も出ている。

 

知らずに巻き込まれたのではない。支持者の手前、だまされたふりをして、カモの役回りを演じるのである。大仕掛けだが、見え透いた芝居だ。しかもたちが悪い。

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