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一連のJR北海道のトラブルは分割民営化で多くの赤字路線を抱える北海道だけを分割した事が問題の本質

昨日、JR北海道トラブルの本質と云うジャ-ナリスト青木和弘氏の記事が、北海道新聞に掲載されましたが、今日その事が裏付けられるJR北海道 乏しい修繕費 走行距離当たり全国平均の6~7割と云うデ-タ-が発表されました。

この様な状態では、社員のモラルなどの現場の責任を追及しても、事故は繰り返されると思います。JR北海道の幹部は不自然な分割民営化が行われた事に対して、毅然として本当の事を発表して、国に対して必要な事は要求して行く姿勢を見せるべきと思います。

JRトラブルの本質 分割民営化の失敗 ジャ-ナリスト青木和弘氏

(北海道新聞10月11日)

JR北海道が10日、車両トラブルやレールの異常放置など続発する問題の緊急対策を発表しました。素早い対応といえるでしょう。JR北海道の問題に詳しいジャーナリスト青木和弘がトラブルの本質について語っています。

青木さんは「一連の問題は人とお金が足りないことが原因」と言います。1987年の分割民営化後の10年ほど、経営効率化で新規採用をしなかっため、現在、線路や車両などの点検をする40代のベテランがおらず、資金がないため補修     も十分にできていないということです。

      

青木さんによると、民営化直前、道内では道央を中心に大量の資金を投入して線路の基盤整備を行いました。民営化すると、経営が厳しくなると予想されたため、国鉄のうちに安全のための資金をたっぶりと投入したというわけです。

内部では「これで10年間は持つ」と言われました。確かに10年は大丈夫でしたが、その後の10年で劣化がじわじわと進み、今になって随所で問題が表面化しているのです。

 

一連のJR問題は、分割民営化の失敗を表しているのです。過疎化が進み、多くの赤字路線を抱える北海道だけを分割したのでは、そもそも経営が成り立つはずがないのです。当時の政治責任を問わなければなりません。

JR北海道 乏しい修繕費 走行距離当たり全国平均の6~7割 「公費投入必要」の声も

(10/12 北海道新聞)


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 レールの異常放置問題で国土交通省による特別保安監査を受けているJR北海道の保線費を含む年間の施設・車両修繕費を北海道新聞が分析したところ、鉄道事業収入に対する割合ではJR旅客6社平均の2倍近い水準にのぼる一方、列車走行距離の合計で割った額は平均より3~4割少ないことが分かった。専門家からは「公費投入を検討すべきだ」との指摘も出ている。

 

JR北海道の野島誠社長は9日の記者会見で、保線にかける費用について「適切かどうか検証する」と述べ、従来の「予算を十分配分してきた」との見解を撤回した。施設・車両修繕費は、線路維持や地上設備、車両の補修などにかかる費用の合計額。国土交通省の資料によると、2006~11年度にかけてのJR北海道の年間施設・車両修繕費は162億~211億円=表参照=で推移。11年度の鉄道収入に対する同修繕費の割合は27・9%で、JR旅客6社の中で最も高い。

 

一方、1年間に走る全列車の走行距離を積算したキロ数で割った、JR北海道の年間修繕費は100万キロ当たり4億2千万~5億6千万円で、JR6社平均(7億5千万~8億2千万円)より大幅に少ない。11年度のJR北海道は5億6100万円で、6社平均を27%下回った。

100万キロ当たり年間修繕費が重視されるのは、列車の走行回数、距離が増えれば、車両が通過するときの荷重でレール幅が広がりやすくなったり、枕木の傷みが進んだりして、修繕費用がかさむためだ。さらに、北海道では冬の除雪費用なども他社より多くかかる事情がある

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