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マスコミは巨大与党が出来た時こそ、政権のチェック果たさなければ、政権は暴走してしまいます大手新聞やテレビからその様な声が聞こえないのはとても危険な事です

北海道新聞は安倍総理の所信表明をきちんと批判しています。マスコミは巨大与党が出来た時こそ、政権のチェック果たさなければ、政権は暴走してしまいます。大手新聞やテレビからその様な声が聞こえないのはとても危険な事です。

首相所信表明 独り善がりが目に余る(北海道新聞社説10月16日)

 

安倍晋三首相がきのう開幕した臨時国会で所信表明演説を行った。デフレ脱却を目指す成長戦略や国際貢献の枠を広げる「積極的平和主義」を推進するという。環太平洋連携協定(TPP)の年内妥結も明言した。

 

日本が進む道はこれでいいのか。多くの国民が疑問を抱いている。首相はそれに答えず、「この道しかない」と言って前に進もうとする。 あまりに独善的ではないか。多様な意見に耳を傾け、自らの考えをきちんと説明して広く理解を得るのが民主政治の姿だ。異論を切り捨てて独走することは許されない。

 

1月の所信表明演説で首相は、体調を崩して首相を辞任した経緯に触れ「過去の反省を教訓として心に刻み、丁寧な対話を心掛けながら、真摯(しんし)に国政運営に当たる」と誓った。その決意はどこへいったのか。

 

きのうの演説で首相は自らの経済政策によって「世の中の空気が一変した」と主張した。だがアベノミクスは「期待」の膨張が止まり、賃上げの実現性や消費税増税をめぐる「不安」の方が増大しつつある。世の中の一面だけを見て全てよしとするかのような言い分は「真摯」な態度からはほど遠い。

 

外国訪問では持論の「積極的平和主義」を説いて回った。集団的自衛権の行使が念頭にあるようだ。専守防衛を逸脱する懸念が大きい政策を、国会の審議も経ずに外国で吹聴する態度は到底理解できない。

 

首相の安全保障政策には野党だけでなく与党にも異論がある。東京電力福島第1原発の汚染水流出が続く中での原発再稼働方針や、復興法人税の前倒し廃止にも反発が大きい。掲げた方針が全て正しいとは限らない。批判を謙虚に受け止め、政策に反映させなければならない。

 

ところが首相は聞く耳を持たないかのようだ。演説でも「『意志の力』さえあれば困難を乗り越えられる」と訴え、前ばかり見ている。 夏の参院選で勝利し、衆参両院のねじれ状態を解消したことが背景にあるのだろう。首相が頼るのは「意志の力」よりも「数の力」ではないのか。有権者は白紙委任したわけではないことを肝に銘じるべきだ。

 

自信過剰気味の首相は次第に国民の目線を失いつつある。「水俣条約」採択会議に「日本は水銀による被害を克服した」とメッセージを送り、被害者らから反発を受けた。 麻生太郎副総理兼財務相の「ナチス発言」など政権内で不適切な言動があっても厳しい姿勢を見せない。

 

自分の「意志」と国民の思いは一致しているのか。それを常に確かめながら歩を進めるのが政治リーダーのあるべき姿だろう。


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