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国民は完全に橋下氏の弱点を見抜いてしまいましたが見抜け成ったのはその橋下氏の下に集まった多くの政治家たちです

堺市市長選挙で、維新の会は敗北しましたが、これは当然の結果と思えます。確かに基礎自治体は現在より大きくして、自治体の基礎体力を大きくしなければなりません。しかしそれは地方の過疎化した自治体の話です。

大阪の様な巨大都市が東京の様な都市に成る必要は全くありません。それでは大阪市、堺市の文化が消えてしまいます。現在の政令指定都市でやる事は、東京の様な都市づくりではありません。国や道府県の二重行政を無くす事です。その為に最初にやる事は各地にある、国の出先機関を廃止して地方自治体に権限と予算を移管する事です。

その様な行政の、無駄を省く事が都構想の重要な点で、独自の文化を持って発展した都市を合併させる事ではありません。特に戦国時代から時の政権とは一線を画して、独立した町として現代まで発展してきた堺市は、よけいに反発が大きかったと思います。

最近の橋下氏は当初大阪府知事に成った時の持論からどんどんずれて来ている様に感じますが、元々その様な政治家であったのかも知れません。劇場型政治家は勢いのある時は良いのですが、民衆にだんだん飽きられた時に、着実な政治の運営が出来ないのが弱点です。国民は完全に橋下氏の弱点を見抜いてしまいました。見抜け成ったのは、その橋下氏の下に集まった多くの政治家たちです。

維新の会敗北 「橋下流」はもう通じぬ(北海道新聞社説10月1日)

日本維新の会が浮沈をかけた堺市長選で大敗した。党躍進の原点だった「大阪都構想」への不信が最大要因だ。 共同代表である橋下徹大阪市長の独断的な政治手法の限界は地元でも明らかになった。国政政党としての方向性も定まらない。有権者が背を向けたのは無理もない。 派手な言動で耳目を集めるのではなく、日常的課題を着実に解決する力が問われる。解党的出直しをしなければ将来はないと考えるべきだ。堺市長選は民主党の推薦、自民党の支持を受けた現職の竹山修身氏が、日本維新の会傘下で「大阪維新の会」新人の西林克敏氏を約6万票の大差で破った。

 

最大争点の大阪都構想について竹山氏は「実現すれば堺市がなくなってしまう」と訴えた。商人の自治都市や文化発信地としての歴史を持つ堺の市民は、大阪都への「吸収合併」にノーを示した。維新の敗因は構想自体が生煮えだったことにある。新設される「特別区」の財政力格差をどう埋めるかなど、不明な部分が多かった。橋下氏はなお構想を進める意向だが、堺市の離脱で大きく見直しを迫られる。

 

札幌を含め全国10の政令市が特別区設置の要件を満たしている。大阪都構想の成否が各地に与える影響は小さくない。それでも橋下氏の求心力低下は避けられない。従軍慰安婦発言で失速を招いた参院選後、大阪の改革に専念すると言っていたが、今回の敗北で大阪での「不敗神話」も消えた。 考えの違う勢力を敵とみなし、選挙で白黒をつける政治手法は、大阪への対抗心を強めた堺からしっぺ返しを食らった。劇場型政治に引き寄せられていた無党派層も維新離れが進んだ。真摯(しんし)に受け止めるべきだ。

 

理解に苦しむのは共同代表の座に固執する橋下氏の態度である。橋下人気を当て込む党内の要請に従ったのだろう。本気で大阪都構想を実現に導くなら、辞任して大阪市長の職務に専念するのが筋ではないか。大阪維新、旧太陽の党、既成政党離党組の寄り合い所帯となった日本維新の会は存在意義すら不明確だ。 共同代表の石原慎太郎氏が堺市長選の応援演説で持論の憲法観や歴史観を訴え続け、聴衆から「堺の話をしろ」とやじられた。党のバラバラぶりを表すエピソードである。

 

国会では野党再編を狙っているとされる。「改革に後ろ向きだ」と自民党を批判するが、憲法改正などでは自民党の補完勢力になっている。真に改革の党を目指すなら、党綱領を定め直すなどして与党との対立軸を示すべきだ。あいまいな態度では他の野党も相手にしないだろう。

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