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安藤優子キャスタ-はTPPの本質とそれに対する自民党の本音を新聞に書いていましたがこの様な内容は小沢事件の時と同じ様に、もっとテレビで何回も繰り返し大きな声えで発言すべきです

安藤優子キャスタ-はあまり好きではありませんが、TPPの本質とそれに対する自民党の本音を新聞に書いていましたので、転載する事にしました。この様な内容は小沢事件の時と同じ様に、もっとテレビで何回も繰り返し大きな声えで発言してほしいと思います。

TPPの聖域とは(10月19日安藤優子)

そもそもTPP(環太平洋連携協定)は「聖域なき」関税撤廃が大前提だったはず。それがいつしか発言力の大きい米国やオーストラリアなどが「我が国では○○だけは関税を外したくない」、つまり「守りたい」という主張によって事実上の「聖域」ができつつあるというもの。ただ、どの国の何を聖域と認める

か、そんな簡単に合意ができるはずもない。ひとつの例外を認めれば、次の例外を認めざるを得なくなる。

そんな中で、自民党は「聖域なき関税撤廃を前握にする限り交渉参加には反対」を公約として、具体的にはコメ、麦、牛・豚肉、乳製品、砂糖の原料となるサトウキビなどの甘味資源作物の5項目を「聖域」としてきた。むろん、政府もこの5項目については関税を維持してヽ外国からの安い品物が国内に入ってくることを防ぎたい考えだ。

 

が、ここにきてそんなもくろみが通らない可能性が高くなっている。そこで「項目」と「品目」の言葉のすり替えが起きている。具体的には、「項目」、たとえば「コメ」という項目をさらに細分化すると、せんべいやもち、米粉の200品目余りに分類されるのだ。

その品目のうちヽ関税を撤廃しても影響の小さいと(政府が)思うものを聖域から外そうというのだ。つまり、大きな「コメ」という項目の箱に入っている小さな個別の品目を減らすことで「5項目は絶対守り抜く!」と気勢を上げてきた自民党もうそつきにはならない・・ということだ。これには「姑息な!」という批判の声も出ているが、一方で「できレース」だったのではないかと思ってしまう。 

どういうことかというと、「5項目は必ず死守する」と繰り返してきた自民党に対して、政府は(安倍政権は)はっきりと「5項目を守る」とは一度も言っていない。安倍首相も「そういう思いを胸に交渉に当たりたい」と発言、個別の項目については何も言っていない。現実に、遅れて交渉に参加した曰本の発言力はどれほどのものか。

政府は関税撤廃品目の比率(自由化率)を最大85%とする案を示しているが、案の定、参加各国から「もっと自由化率を引き上げろ」と強硬に求められている。そこで、品目を聖域から減らす作業をしているというわけだ。

どうも「守る自民党」「現実には妥協せざるを得ない政府」と役割分担ができて

いたのではないか?と勘ぐりたくなる。しかもTPP交渉には厳しい保秘義務があって、何がどう検討されているのか一部の議員しか関われない。

 

TPPは本来聖域は「ない」協定であるのだから、いたずらな「期待持たせ」は罪が重いのではないだろうか。

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