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昨日テレビでアメリカの人種差別時代の冤罪事件の映画を見ていましたが現在の日本の裁判の現状と似ている様な気がしました

昨日テレビで映画を見ていましたが、それはミドル級の黒人ボクサ-が人種差別の為、冤罪で終身刑になると云うと云う内容の映画でいたが、その映画を見ましてジャステス(正義)が憲法の根本であると云うことを強く感じました。またそれを守るのが裁判長と云う事も強く感じました。

現在の日本は証拠が無くても推認などと云う判決を出す裁判長がいたり、検察の言い分をそのまま受け入れて冤罪に加担する裁判長がいる事は、人種差別時代の裁判とあまり変わらない気がします。民主主義を守る為にはその根本である正義に対する強い意志が裁判所や多くの国民にとって必要と強く感じました。

見ていない方はぜひごこの映画をご覧頂きたいと思います。
http://info.movies.yahoo.co.jp/detail/tymv/id161119/

映画の内容はミドル級の黒人ボクサ- ルービン・カーターの半生を描いたものです。

ルービン・カーターは1937年5月6日、黒人差別の激しいニュージャージー州のパターソンに生まれた。彼はいたずら好きで、街の白人地区に堂々と出向いてはさまざまな悪戯をした。彼が11歳の時、パセイク大滝で友達と遊んでいる時に、ドミニクという友達に対して強姦目的で近寄ってきた白人男性を警戒し、暴行した。実際には軽い吃音を患っていたカーターは上手く「やめろ」といえずに行動に移したとされている。

当時は人種差別が極めて強く、黒人を含む有色人種が相手であれば、たとえ強姦・殺人等の重大犯罪を犯しても比較的軽い刑あるいは無罪になる事が殆どであったためである。彼は逃げたが白人男性につかまってしまい、その後、滝に突き落とされそうになった。しかしカーターは諦めず、防護用として持っていたナイフで男性を刺し、逃げたがすぐに警察に御用となってしまった。このパセイク大滝は70フィート(およそ20メートル)もあり、落とされれば死ぬ可能性が極めて高かった、その為、ルービンの行為はある意味正当防衛であるという説もある。その白人男性は強盗として最終的にカーターを州立ジェームズバーグ少年院に収容させるに至った(白人男性の正体は当州で有名な少年愛好性の変質者で、警察にも手配されていた)。その当時の担当刑事は差別主義者で、被害者の偽証をさらに大袈裟にし、カーターの証言のメモを書き換え、カーターの刑罰は重くなったといわれる。


そこで8年経ったが、彼は脱走してすぐ軍隊に入隊、「他人を倒す」という志からボクシングを習い、ライト・ウェルター級で戦った。ボクシングのリングネームを『ハリケーン』と名づけ、ルービン・ハリケーン・カーターを名乗るようになった。リングネームの根拠は、ハリケーンのごとく現れ、対戦相手を次から次へと倒し、その様に観客がハリケーンのように熱狂し、また本人の「ハリケーンは美しい」という思いから付けられたといわれる。


その後、彼は除隊しプロボクサーになる決意をしたが、警察に見つかり、少年院の残りの刑期(約10ヵ月間)を務めあげることになるが、出所後もボクシングを続けた。バーで出会ったメイ・リン・セルマという女性と結婚もした。ほとんどの場合差別的な判定によって、KO勝ち以外では白人あるいは彼の対戦相手に有利な判定が下った。


1966年6月17日、バーで女性1人(ヘーゼル・タニス)、男性3人(ジェームス・オリバー、フレッド・ナーヤクス、ウィリアム・マーリンズ)が撃たれるという事件が発生した。偶然にも車(ダッジ・ポラーラ)で近くの家に帰ろうとしたルービン・カーターと彼のファンであるジョン・アーティスは仮釈放中の目撃者アルフレッド・ベローとアーサー・デクスター・ブラッドリーの二人からの偽証・偏見と、差別感情・観念を持っていた12人の白人陪審員により、彼は最終的に終身刑を宣告された。事実、ベローとブラッドリーは最初はルービンの犯行を否認していた。ベローの偽証は担当刑事の誘導証言によるもので明らかに不法な司法取引である。特にベローは通報者にレジの金を物色しているところを見られ、強盗の容疑をかけられていたため、担当刑事の指示に従い、協力したと考えられている。諸説としてベローは17時間も取調べを受け、耐え切れずに偽証したというのもある。この他にも、事件に関わりたくない目撃者の代理人としての上司のサインを担当刑事が偽造した事実も後に発覚する。他にも事件の目撃者として、パティ・バレンタイン、エイブリ・コッカシャムの二人が警察に直接証言しているが、警察の隠蔽や判事による不認定などで採用されなかった。


その際、黒人街では大規模なデモが起き、モハメド・アリやボブ・ディラン(アルバム『欲望』ではカーターのことを歌った楽曲「ハリケーン」も作った)など数々の著名人などが参加した。しかし、デモもむなしく、黒人の逮捕者が増えるだけであった。


ルービンは終身刑を宣告されたあと、刑務所で早速刑務官に歯向かった。彼はやっていないのになぜ囚人服を着用しなければならないのかという反発を貫き、2ヶ月間地下の独房にぶち込まれた。風呂も入らず、暗闇の牢屋で彼は三重人格障害に陥ったという。独房を出た彼は、刑務官の説得により、囚人病院で着用するストライプも囚人番号もない白いパジャマを着ることを条件に普通の牢屋で過ごし、自ら昼夜を逆転し、ジョン以外とは口を聞くことはなかった。


ちなみにルービンを説得したのはジミー・ウィリアムズという副看守長である。また、労働も拒否し、肉体改造に励み、刑務官に暴行を加えたこともあり、早朝堂々大声で叫び『俺をここから早くだせ』などと叫ぶこともあったという。ようやく落ち着いたころに、彼は自伝『第16ラウンド』を著し、偶然その本はカナダに流れ、その本を読んだ黒人レズラ・マーティンと、その扶養者の3人は深く感銘を受け、ルービンの釈放運動を始めた(レズラが買った当時はアメリカドルで25セントだったという)。


レズラの扶養者は3人ともカナダの白人で(リサ・テリー・サム)そして釈放運動に加わったマイケル、マーティ、ガス、キャシー、メアリーの5人の白人は、ルービンのためにアメリカに移住するにまで至った。ルービンの弁護士はマイロン・ベルドックとレオン・フリードマンで20年以上の弁護を勤め上げた。弁護料の請求もせず、援助による資金で弁護活動をしていた。彼らは10tの資料をレズラたちに渡し、そこには驚愕の事実が隠されていた(後に彼らはハリケーンの弁護を務めたことにより、有名になり、黒人の多くから礼金を受け取った)、


本来、アメリカの制度では陪審裁判で有罪になり、新たな証拠が見つかった場合、州裁判所で審議をし、再審の可否を決めるのだが、ルービンは却下されると予想し、連邦裁判所に持ち込むことを決意した(連邦裁判所では新しい証拠を提出することは認められておらず、発覚した場合抹消されることになっている)。1985年11月8日、ニュージャージ連邦裁判所において、州裁判所に提出していない新しい証拠を持ち出すという法律に則り、検察側が却下されると予想したために裁判の準備が不十分だったという状態で、裁判長であるサロキン判事はルービンの熱意のある言葉に心動かされ、証拠を見直し、人種偏見の上に立った裁判で下された有罪判決は合衆国憲法違反として、釈放・無罪判決を言い渡した。無罪釈放の決め手となったのはやはり、ルービンの裁定に入る前の言葉だったのかもしれない。


1. ルービンの主張(あらすじ)
o 子供のころからの差別に関わる違法逮捕。私はリングで人を倒したりはしたが、それ以外の場所で殺したことはない。差別により人間以下の扱いを20年以上受けています。正義に従い生きてきたが正しい裁きを下してほしい。サロキン判事の良心や崇高な道徳・法律に従って新しい証拠を見直してください。
2. 弁護士
o 担当刑事の偽造工作
o 目撃者の偽証
o ルービンの車の違い
3. 検察官
o ルービンは前科がある
o 州最高裁も有罪判決を下した
o 脱走した


検察は準備を改めて整え、連邦最高裁判所で控訴したが、1987年11月に控訴審は棄却され、裁判長のサロキン判事の判決を支持し、ルービンは無罪釈放となったのだった。裁判後の1994年、ルービン・ハリケーン・カーターは世界ボクシング評議会(WBC)より、世界ミドル級チャンピオンベルトを授与された、後に釈放運動を行ったリサと結婚した。現役選手以外に授与されたのは前代未聞であり、世界で初めてだったという。その後カーターが民事裁判で冤罪による補償訴訟を行ったかどうかは不明であり、行っていた場合数億ドルの補償を得られたのではないかという意見もある。


その後アーティスも釈放。カーターはカナダのトロントに自宅を構え、冤罪救済活動団体の責任者となった。 またアーティスは少年犯罪の相談者となった。レズラはトロント大学を卒業後、修士号を得て弁護士になった。
1999年にデンゼル・ワシントン主演で彼の半生を映画化した『ザ・ハリケーン』が公開され話題を呼んだ。

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