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北海道新聞に三笠市で石炭地下ガス化実験開始と云う記事が載っていました

以前、北海道新聞に「三笠で石炭地下ガス化実験開始」閉山”夕張炭鉱に天然ガス田が存在!炭層メタンに世界が注目★2013年 日本は資源国になる!!」がその実験の予算がつかない為に中々実用化出来ないと云う記事が掲載されていましたので、私もその事を記事にしましたが


昨日、北海道新聞に地中の石炭をガス化して新たなエネルギ-源とする「石炭地下ガス化」(UCG)の実用化のため、地下の石炭層を模した「人工炭層」を使い、同市内で実証実験を始めたと云う記事が載っていました。

石炭ガス化、人工炭層で実験 北海道・三笠市、実用化を模索
(北海道新聞08/22)


三笠市は21日、地中の石炭をガス化して新たなエネルギ-源とする「石炭地下ガス化」(UCG)の実用化のため、地下の石炭層を模した「人工炭層」を使い、同市内で実証実験を始めた。市の委託を受けたNPO法人地下資源イノベーションネットワーク(札幌)が、市幾春別地区にある室蘭工業大三笠未利用石炭エネルギー研究施設の敷地内で開始した。    


人工炭層は縦5m、横1m、高さ1mの耐火れんがの囲いに約2tの石炭を入れて造った。これにトンネル状の穴を開け、石炭に着火。穴の一方から高濃
度の酸素を送り込むと、もう一方から一酸化炭素やメタンガス、水素などが徐々に出始め、燃える様子が確認された。
 

実験は1週間から10日ほど続け、燃焼温度やガス濃度などのデータを収集。10月ごろまでにデータを解析し、11月に報告書をまとめる予定。同法人の出口剛太理事長は「エネルギーの地産地消を目指したい」と話す。旧産炭地である三笠市の地下には約7・5億tの石炭が眠っていると推計されており、市は石炭資源の有効活用を目指し、2011年から室工大などと石炭の地下ガス化実験に取り組んでいる。


政府は、デフレ脱却の為に成長戦略を打ち出していますが、殆ど何時か聞いた様な話ばかりで、殆ど期待出来る様なものはありませんでした。日本の未来を考えた時にこの様に、実際に日本国内に存在する資源の有効活用に積極的に予算を投入すべきと思います。


2013年2月16日に書きましたブログの記事から抜粋して再度掲載します。


この「終わった」はずの炭鉱に、世界から注目されている資源が眠っているという。北海道大学大学院工学研究科で資源システムを研究する大賀光太郎助教は次のように説明する。


「その資源とは、炭層メタン(CBM=コール・ベッド・メタン)です。石炭は、木材から亜炭、褐炭、亜瀝青炭、瀝青炭、無煙炭と石炭化が進行していく過程 でメタンガスを生成します。石炭には無数の小さな穴があり、その中にメタンガス(CH4)が詰まっています。昔はよく炭坑内で爆発がありましたが、それは 石炭の中に詰まったメタンガスが原因でした。このやっかいなガスを、資源として取り出す技術が確立されているのです」


夢の資源”CBMが秘めた可能性 採掘容易、発電に利用も。CBM発電はCO2削減にも貢献する
http://www.zakzak.co.jp/zakspa/photos/20130116/zsp1301161128000-p1.htm
 

現在、日本国内には275億t、北海道だけでも140億t以上の石炭が存在するという。これは日本の年間石炭輸入量の100倍以上だ。この石炭層を目が けて縦に坑井を掘削し、鋼鉄パイプを通してガスを噴出させる。経済的な面で石炭採掘が難しくなった鉱床でも、この方法で天然ガスが採取できるというのだ。


「もともとこの技術は、炭鉱での爆発事故を防ぐための『ガス抜き』から始まったものです。かつての日本は、このガス抜き利用で世界のトップを走っていたの です。私の調査では、夕張炭鉱を含む石狩炭田だけで、約400億~800億立方メートルものCBMがあると推定されます。しかも、1t当たりのガス包蔵量 が、オーストラリアなどCBM先進国の炭層の1.3~2.5倍。非常に有望な炭田なんです。


米国やオーストラリアでは、すでに採掘・利用技術が確立してい ます。CBMはシェールガスよりも浅い層で採掘でき、環境破壊も少ない資源です。外国のCBM研究者からは『日本ではなぜ国を挙げて採掘しないのか』と不 思議がられています」


「CBM利用には、さらに利点があります。まず、在来型ガス田が通常数千mを掘らなければならないのに対し、CBMは300~1000mと浅いため、掘削 が容易であること。そして、燃焼時の二酸化炭素や窒素酸化物排出量が石油・石炭よりも少なく、硫黄酸化物はまったく出さないということです。そのうえ、排 出された二酸化炭素を炭層に注入して固定化できる。温暖化対策にもなるのです」


CBMはガスとしてそのまま使えるほか、発電にも使え る。CBMを燃焼させて発電し、排出された二酸化炭素に圧力をかけて炭層に送ることで、取り出されるCBMの量もより多くなる。送り込まれた二酸化炭素は 炭層に吸着し、固定化される。つまり、現地に天然ガス発電所を造ってしまえば、二酸化炭素を排出しない火力発電が可能となるのだ。夕張市のような基幹産業 を失ってしまった自治体にとっても、雇用や税収を生み出す救世主となる。


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