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日本の原子力技術者は安全に対して技術力が低くまた鈍感で無知としか言えません

原子力規制委員会は現在稼働中の大飯原発3、4号機の耐震評価が敷地周辺の3本の活断層が連動した場合、関電が主要な設備は耐震安全上問題ないとしていたことに対して、一部の機器しか耐震評価をしていなかったことからやり直しを規制委が要求した事は、昨年の再稼働の判断がとてもいい加減だったと云う事です。

現在も稼働しながら、耐震評価を行うと云うことは、全く安全性を無視した行動です。また先日、点検整備の不備が指摘された、もんじゅでまた作業ミスがおきました。日本原子力研究開発機構は東海村の研究施設でも事故を起こし、対応の悪さがあったばかりです。日本の原子力技術者は安全に対して技術力が低くまた鈍感で無知としか言えません。

大飯3、4号機、耐震評価やり直し規制委要求
(北海道新聞6月11日)
原子力規制委員会は10日、稼働中の関酉電力大飯原発(福井県)3、4号機が、7月施行の新規制基準に適合しているか評価する会合を開き、関電に対して、活断層3本が連動した場合の地震動について主要設備の耐震評価をやり直すよう求めた。

関電は昨年の旧原子力安全・保安院のストレステストの際には、敷地周辺の3本の活断層が連動した場合でも地震動が最大760ガル(加速度の単位)にとどまり、主要な設備は耐震安全上問題ないとしていた。ただ、関電がこの際に一部の機器しか耐震評価をしていなかったことから、規制委は10日、関電に対
して、規制委が選定した機器について760ガルで評価し直すよう求めた。
 
大飯の基準津波については、関電が海底地震と海底地滑りを想定した試算で3・68メートルになったと報告した。関電が最初に申請した値よりO・83メートル高くなった。
 
また、関電は10日の会合で、大飯原発直下で地震動が発生し、3本の活断層が連動しても最大647ガルにとどまるとした計算を報告し、了承された。

もんじゅ:設備点検中にヒーター30分停止 作業ミス原因
(毎日新聞 2013年06月07日 )
日本原子力研究開発機構は7日、高速増殖原型炉もんじゅ(福井県)で、冷却材として使用しているナトリウムを固まらないように温めているヒーターが、約30分間停止したと発表した。電源設備の点検中だった。手順書の不備に伴う作業ミスが原因という。
 
機構によると2日午後4時半ごろ、タービン建物の電源設備の点検作業中、遮断器に試験用の信号を送ったところ、別の遮断器にも流れ、ナトリウム配管のヒーターが約30分間停止した。原因を調べたところ、点検時に別の遮断器に信号が送られないように回路を隔離することが、手順書に記載されていなかったことが分かったという。発表が発生から5日後と遅れたが、機構は「プラントの安全性に影響はないため」と説明している。
 
ナトリウムはヒーターで200度前後に温めながら配管内を循環しているが、停止で約40度下がったという。ナトリウムは98度以下で固化する。

もんじゅをめぐっては、約1万個の機器の点検漏れ問題で、原子力規制委員会から運転再開準備の禁止命令を5月30日に受けている。

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