« 原発事故の確率は極めて低いですが、発生した場合の被害はどんな事故と比べても人類が想像出来ないほど悲惨なものに成ります | Main | 現在政権を担当しています自民党は次の参院選挙で全く国民との約束を示していません »

東京都議選の結果を見ますと民主党を大敗へと導いた人間が簡単に解りますそれは小沢一郎を党から追い出した人々です


東京都議選の結果を見ますと民主党を大敗へと導いた人間が簡単に解ります。それは小沢一郎を党から追い出した人々です。

自民党と対決するにはしっかりとした理念を持った対立軸を打ちださなければ、巨大な組織に守られた自公政権に勝てるはずがありません。現在の民主党に残っている人間にその理念があるとは思えません。


都議選の教訓 政権批判の受け皿必要(北海道新聞社説6月25日)
 

参院選への課題が見えてきた。 東京都議選で自民、公明の国政与党が全員当選の圧勝を遂げた。安倍晋三政権の積極的な経済政策に対する期待の表れといえる。 自民党との違いを明確に打ち出せなかった民主党は惨敗した。
 

参院選の前哨戦との位置づけだったが、重要政策の論戦は深まらなかった。自公政権に批判的な票は行き場を失い、与党勝利を際立たせた。 予定される参院選投開票日まで1カ月を切っている。与野党とも主張を明確にしなければならない。特に野党は「巨大与党」との対立軸を示して政権批判票の受け皿とならなければ道は開けないと覚悟すべきだ。
 

自民党は国政選挙並みの体制を敷き、首相も積極的に街頭に立った。候補を絞り込んで死票を抑え、得票率を上回る率の議席を確保した。 だが都議選の結果がそのまま参院選に当てはまるとは限らない。
 

住宅販売や百貨店売上高が上向くなどの「アベノミクス効果」は主に都市部で顕著だ。地方では環太平洋連携協定(TPP)の交渉参加に反発が根強いなど、東京とは違った政党支持の構図がある。 株価や為替の乱高下が景気の先行きに影を落とす。政府の成長戦略は迫力不足で、財政再建の道筋も不透明だ。憲法や原発も含め、方針を明らかにするのが与党の責務だ。
 

与党に足らざる部分が目立つにもかかわらず、野党は代わり得る選択肢を示し切れなかった。  民主党は政権を担当した3年間の負の遺産があまりに大きい。都議選で菅直人元首相の地元の候補が敗れたのは、有権者に民主党政権への失望の記憶がなお強いことの表れだ。
 

消費税増税やTPPでは自民党と方向性が同じだ。憲法問題で党内の足並みはそろわず、脱原発や社会保障制度改革の主張も力強さがなかった。これでは有権者も大切な一票を託す気持ちにはなれないだろう。 反アベノミクス、脱原発、改憲反対を明確に訴えた共産党や、消費税増税凍結を掲げたみんなの党に反自民票が流れたのは当然と言える。
 

日本維新の会は昨年の衆院選での勢いが影を潜めた。橋下徹共同代表の従軍慰安婦問題に関する発言と、その責任をめぐる党内の対立が響いた。政策論以前に政党として責任ある体制づくりが求められる。 ふがいない野党への不満は低投票率となって表れた。無党派層の票は分散し、自民党にもかなりの数が流れたとみられる。
 

参院選でも低投票率の可能性が指摘されている。だが棄権が増えれば組織力のある党を利することになると肝に銘じなければならない。

|

« 原発事故の確率は極めて低いですが、発生した場合の被害はどんな事故と比べても人類が想像出来ないほど悲惨なものに成ります | Main | 現在政権を担当しています自民党は次の参院選挙で全く国民との約束を示していません »