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日本は原子力に対して技術・危機管理体制がお粗末すぎます

日本は原子力に対して技術・危機管理体制がお粗末すぎます。こんな状況で新たに原発を再稼働する事は許されません。いくら防護体制を強化してもそれを運営する人間が、この様なレベルでは必ず事故は起こります。特に日本原子力研究開発機構はもんじゅで安全性を無視して点検不備で無期限の停止を言われたばかりです。私たちの生活がこんな安全意識が欠如した人間達に脅かされてよいものでしょうか。

放射能漏れ 背筋が凍り付く事態だ(北海道新聞社説5月27日)
 安全意識のあまりの欠如に背筋が凍り付く。 茨城県東海村の加速器実験施設で、複数の研究者が被ばくし、放射性物質を施設外に漏出させる重大な事故が発生した。
 
日本原子力研究開発機構(原子力機構)と高エネルギー加速器研究機構が共同運営する施設である。 信じられないのは、実験装置の異常を検知する警報が鳴り、施設内の放射線量に上昇が見られたにもかかわらず、実験を継続していたことだ。それが汚染と被害を拡大させた。
 
さらに驚くべきは、1日半近くも国や自治体に通報せず、内部被ばくの可能性のある研究者を簡易な検査だけで自宅に帰らせていた。 施設は住宅地と背中合わせにある。一歩間違えば、一般住民を巻き込んだ大惨事につながりかねない。高エネルギーを扱う研究施設でありながら、感度の鈍さにあきれる。
 
事故は、金に陽子ビームを当てて素粒子を発生させる実験の中で起きた。ごく短時間に計画の約400倍の強いビームが当たり、金の一部が蒸発して放射性物質が飛散した。 施設内が汚染され、立ち会った研究員が体内に取り込んだ。 原因は装置の誤作動とするが、何が誤作動を引き起こしたのか、まずその解明が急務だ。
 
放射性物質は封じ込めて拡散させないのが鉄則である。今回は施設内の放射線量が上昇したため、排気ファンを回した。結果的に汚染された空気が外部に排出されてしまった。 この対応は専門家として考えられないミスである。
 
ファンには放射性物質を除くフィルターも設置されていなかった。 管理区域外に放射性物質を漏らした場合は、国の法令で報告が義務づけられている。通報が遅れた理由を施設側は「漏出の認識がなかった」と弁明するが、果たして確認作業は万全だったか、極めて疑問だ。
 
突然、事故を知らされた東海村や茨城県が激怒するのは当然である。 村内では1999年に2人が死亡するJCO臨界事故が起きている。多くの住民が当時を思い出して恐怖心を募らせたことだろう。 放射能汚染がどれほど恐ろしいか、国民は福島第1原発事故で思い知った。にもかかわらず、関係者の行動からは、リスクを伴う研究に従事している責務と緊張感がみじんも感じられない。
 
原子力機構は、高速増殖炉「もんじゅ」(福井県)の点検を1万点に及ぶ機器で怠っていた。それが発覚したのもつい先日のことだ。 原子力の「ムラ社会」に、いまだに安全を軽視する意識がまん延している証拠だ。総点検と猛省を促す。

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