« 自国の原発から出る放射性廃棄物の処分方法も確立されていない日本が原発を海外に売り付けることは道義的にも許されない | Main | 市中金利が5月に続き6月も上がると云うアベノミクスの副作用が出てきました »

日本は過去に一度も現憲法が改正された事はありませんそれは日本人が現憲法が優れていると感じていたからではないでしょうか

先進諸国の憲法改正手続きも多くはハードルが高く、日本の様に議会の2/3と成っているところが多いようです。それでも憲法改正が行われて来たのは、その国の憲法に不備が多かったと云う事ではないでしょうか。

日本は過去に一度も現憲法が改正された事はありません。それは多少表現がおかしかったり、成立の過程があまり日本人の手で作られなかったと云う事はありますが、改正されなかったのは改正手続きのハ-ドルが高かったのでは無く、日本人が現憲法が優れていると感じていたからではないでしょうか。自民党は96条だけの改正などと云う姑息な事を行わず、堂々と現憲法の不備を国民に示して、何を改正するか国民に問えば良いと思います。

憲法96条 先行改正、首相は撤回を(北海道新聞社説5月13日)
憲法改正の発議要件を緩和する96条改正問題で、各党の見解が出そろった。

衆院憲法審査会の議論の中で、安倍晋三首相が主導する96条の先行改正を支持したのは自民、日本維新の会、みんなの党だけだった。 連立与党の公明は慎重な姿勢を示し、首相との距離が鮮明になった。

私たちは、現在の日本国憲法は擁護すべきもので、今ただちに改正する必要はないと考えている。 仮に改憲を行う場合でも、自らの意向を通しやすくするために前もってハードルを下げる手法は、明らかに「禁じ手」と言うほかない。

96条改正は筋が通らない。首相は方針を撤回すべきだ。 衆院憲法審で自民と維新は「国民に憲法改正のチャンスを取り戻す」などとして、96条の先行改正の必要性を強調。改正発議要件を、衆参各院の総議員の3分の2以上から過半数に引き下げるよう主張した。

みんなは両党と足並みをそろえつつも、統治機構改革を進めることを条件とした。 公明は「中身の議論の前に手続きだけ改正するのは国民にとって不透明」と、慎重な立場を示した。 民主は「ハードルを下げるだけでなく中身の議論が必要だ」として、反対の姿勢を明らかにした。 共産、生活は「憲法の根本精神を否定する」など、反対を表明した。

96条改正に対する各党の意見は大きく割れている。改憲の機が熟していないのは明白だ。 首相は最近になって「十分な議論、熟議が必要だ」と述べ、公明に配慮する姿勢を示した。菅義偉官房長官も、同党が提唱する環境権とセットで改正する可能性を示唆した。

公明を取り込む狙いだが、首相や自民の最終的な目標は戦争放棄を定めた9条の改正にある。平和を立党の理念に掲げる公明にとって、対応次第では存在意義が問われよう。 民主は党内が改憲・護憲で割れたままだ。96条先行改正では反対で取りまとめたが、憲法に対する軸足は定まっていない。今後、憲法論議が進めば党分裂にもつながりかねず、党内論議を深める必要がある。

首相には、思いを致してもらいたいことがある。首相が考えるシナリオ通り、つまり96条を改正して改憲のハードルを下げた後、9条改正などを進めた場合、どのような問題が生じるか、についてだ。 改正後の憲法は最高法規性が大きく損なわれる。正当な憲法か否かで国論が分裂する可能性すらある。

憲法への信頼が揺らげば、国家は危機に陥る。首相はそのような事態を望んでいるわけではあるまい。 再考を強く促したい。

|

« 自国の原発から出る放射性廃棄物の処分方法も確立されていない日本が原発を海外に売り付けることは道義的にも許されない | Main | 市中金利が5月に続き6月も上がると云うアベノミクスの副作用が出てきました »