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TPP交渉継続評価62% 道内52%評価せずと云う全国世論調査結果を見まして、日本の食料基地である北海道と消費地の思いが相当違う事がよく解りました

TPP交渉継続評価62% 道内52%評価せずと云う全国世論調査結果を見まして、日本の食料基地である北海道と消費地の思いが相当違う事がよく解りました。

(北海道新聞3月25日)
共同通信が23、24両日に実施した全国電話世論調査によると、安倍晋三首相による15日の環太平洋連携協定(TPP)交渉参加表明について、「評価する」は計62・7%、「評価しない」は計29・5%だった。TPP交渉で一部農産物を貿易自由化の例外とする日本の主張が認められない場合でも「主張が認められるまで交渉を継続すべきだ」と回答したのは71・8%に上り、「交渉から離脱すべきだ」との答えは19・3%にとどまった。
 
TPP交渉参加について地域別では、北海道で評価しない人が計52・6%に上り、唯一評価する人を上回った。

この様な時に卓上四季に新渡戸稲造が書いた「武士道は非経済的である。それは貧困を誇る」と云う教えの新渡戸カレッジが25年度から北大に創設されると云う話が載っていました。
<北海道新聞3月25日>

新渡戸カレッジhttp://www.hokudai.ac.jp/international3/ryugaku/nitobe/sousetsu/
「武士道」で知られる新渡戸稲造(1862~1933年)は、人助けの逸話に事欠かない。札幌農学校(現北大)時代にこんな話がある。旭川に農業を教えに行った帰りの馬車に、初老の男と若い娘が乗り合わせた。

男は旭川で娘を買い、札幌に売りに行くところだった。新渡戸は買った以上の金で娘を引き取り、妻とともに娘を育てる。中学にも通わせて旭川に帰した。財団法人新渡戸基金(岩手県)の藤井茂さんが紹介している。

後の国際舞台でも、面倒見の良さに尊敬が集まった。第1次大戦の結果、国際連盟事務次長の座が日本に回ってきて白羽の矢が立つ。そこでも「職員の星」と称賛された。ゆかりの北大が新学期から、「新渡戸カレッジ」と銘打った特別教育プログラムを設ける。目指すは国際舞台で活躍する人材育成。学部横断で新入生から200人を選抜、学部との二重籍の形で英語や原則半年間の留学などの「特訓」を施すという内容だ。

大学間競争が激化する中、特色を打ち出す必要に迫られているのは北大も同じ。意義深い試みだろう。選ばれた学生さんたちには、新渡戸の奉仕の精神もじっくりと学びとってもらいたい。

英語で書かれた「武士道」にはこうある。「武士道は非経済的である。それは貧困を誇る」(矢内原忠雄訳)。「生き馬の目を抜く」ための人材育成なら、他の大学に任せていい。

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