危険な高速増殖原型炉「もんじゅ」の点検さえ長期に大量に出来ていなかったとは驚きです
まだこんな事をやっていたとは信じられません。原発再稼働・活断層問題の陰で、何の役にも立たない危険な高速増殖原型炉「もんじゅ」の点検さえ出来ていなかったとは驚きです。
高速増殖原型炉「もんじゅ」はプルトニュウムや液体ナトリユウムと云う最も危険な物質を扱う原子炉ですが、たとえ故障の為運転が停止していたと云え、長期的に大量の点検が先送りされていたと云う事は重大な事故につながります。
こんな体制で、もんじゅを残し、運転の可能性が全く無いにも関わらず、膨大な維持費を使って、まだ存続させる事は、現代の税金の無駄使いの中でこれ以上の無駄は無いと思います。
また、この高速増殖原型炉「もんじゅ」の点検が長期的に大量行われなかったのは、この原子炉がこれからも動く事がない事を、日本原子力研究開発機構が解っている為と推測出来ます。
もんじゅ立ち入り検査を開始 規制委、点検先送り問題で
(朝日新聞2月14日)
日本原子力研究開発機構の高速増殖原型炉「もんじゅ」(福井県敦賀市)の点検先送り問題で、原子力規制委員会は14日、原子炉等規制法に基づき、もんじゅへの立ち入り検査を始めた。長期的に大量の点検が先送りされていた点を重視し、組織的な関与の可能性を調べる。
規制委は、独立行政法人の原子力安全基盤機構と合同で立ち入り検査に入った。3班に分かれて点検記録など内部資料の照合を進め、原子力機構敦賀本部の幹部や担当職員らから個別に事情を聴く。
もんじゅで内規に反し、点検が先送りされた機器は9847個。この中には非常用ディーセル発電機など最高度の安全性が求められる「クラス1」の機器も含まれている。