重大ニュース・福島事故時東電通信要員総退避
東京電力は事故当初福島原発からの総員退避を実施していたのですね。
何よりの証拠は東京電力のテレビ会議録画が3月16日から存在しない事です。存在しない
理由は、全ての通信とインフラの途絶した福島原発にとって唯一の外部への支援要請
手段を無くしてしまったからです。事故現場にとって事故収束に不可欠で生命線であ
東電の通信施設は福島の事故収束に最も重要設備です。この不可欠な現場との連絡通信
を閉ざす事は、現場の必要に答え全面的支援をなさねばならないす東電本社が為す術無く
最悪の事態に至る事を予期して総員退避を実行した動かぬ証拠なのです。
どおりで、東電テレビ会議の録画記録が公開されなかったわけです。ズルズル公開を先のばし
にして事故から2年あまり経過して、隠し続けたその事実、在るはずの一番肝心な映像がい
つまでも公開できないことになり、その結果、とうとう隠してきた福一完全放棄撤退が事実で
あった事実が判明したと言う次第です。
この通信記録の欠落は東京電力が福一からの社員全面撤退が動かぬ事実である事の証拠です。
そして、これは大変な事実です。 この事が明示している事は当時東京電力は福島原発事故に
対する対策が何一つ無く、現場職員総員が事故の深刻化によって死亡するか、彼らの退避させるか
という二者択一しか考え及ばなかったと言う事なのです。 時の管内閣が言っているとおり東電
の職員が総員撤退していたら福島第一の6基の原発と大量の使用済み燃料は爆発や燃焼で全
て大気中に放出され、東日本は勿論厖大な放射能汚染で福島第二も女川も東通も新潟柏崎も
時間の問題で忽ち連鎖的に全電源喪失し、西日本も太平洋も極東も北米も、さらには北半球
全体の原子力発電所にも同様の事態が進展します。その結果北半球の全ての原発が制御不用
になり、それらの原発から放出される厖大な放射能で今頃は全人類は深刻な放射能汚染でどこにも
逃げる場所も無く死滅していた可能性が高いのです。
下は、漸く今頃になって東京電力が隠し続けてきた福一原発事故時の最も危険な状況での
会議録画が通信要員の事故現場からの総員退避により、はじめから存在しなかった事実が判明
した事を報じるネットニュースです。
「退避」で通信要員不在=事故5日後、回線一時途絶―福島第1原発・東電テレビ会議
時事通信 2012年12月28日(金)15時43分配信 http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20121228-00000078-jij-soci
東京電力福島第1原発事故から5日後の昨年3月16日、同原発と東電本社などを結ぶ通信回線が一時途絶し、対応できる通信要員も退避していたことが28日、東電が追加公開したテレビ会議の映像で分かった。東電が全面撤退しようとしたとされる問題で、東電は「必要な人員を残すつもりだった」と反論したが、緊急時に対応できる要員が残っていなかったことが明らかになった。
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転載元: 原典聖書研究