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小沢裁判控訴審の判決は単なる控訴棄却だけでは有りませんでした

東京高裁小川正持裁判長は小沢裁判控訴審の判決で、控訴を棄却し、小沢氏の無罪を述べましたが、この判決は当然のことと単純に認識していましたが、小沢控訴審判決の要旨は昨日ブログを書いた時点ではまだ解りませんでした。

また、判決後の各テレビなどの報道番組は完全に無視を決め込んでいましたが、その無視を決め込んでいたマスコミの中で、唯一報道ステ-ションだけが秘書の石川・池田氏の犯意がなかったと云う事を裁判所が認定したと云う事を伝え、古館キャスタ-が、検察審査会と云う市民感覚で決められた裁判と云う事に流されて報道してしまった事は反省しなければならないと述べていました。

その後、郷原信郎元検事がツイッタ-で述べた内容で、グレ-判決とマスコミが騒いだ1審判決とは大きく違い、完全に真っ白と云う判決内容が解り、これでは、各報道機関は裁判の内容など報道する事が全く出来ないと解りました。

この郷原氏が述べた、小沢控訴審判決の要氏の内容の中で、非常に驚いた事は、陸山会事件で推認判決を出した登石判決も否定して、石川・池田氏の虚偽性の認識の一部も否定したことです。

これは陸山会事件で罪に問われています、政治資金収支報告書の記載を、04年から05年に伸ばした事に対して、犯意がなかったと云う事を認定した事です。この期ずれ事件は、秘書の単なる思い違いによるミスで、通常の政治資金収支報告書であれば修正で済まされるものです。

そうでなければ自民党の石破幹事長の様に外国人から献金をもらってもそれが解った後、返済して修正申告し、罪に問われ無い様に出来るはずがありません。

今回の小沢裁判の判決は今月14日から始まります、陸山会事件の石川被告達の控訴審にも重大な影響を与えると思います。

その事を詳しく郷原元検事がユーストリ-ムで解説しています。
http://iwj.co.jp/wj/open/archives/40017

また昨日郷原氏がツイッタ-で述べた内容と、今朝の東京新聞の社説を転載します。

郷原信郎 ‏@nobuogohara
今日の小沢控訴審判決の要旨を入手して読了。一言でいうと、「指定弁護士惨敗」判決。一審判決では多少、検審や指定弁護士への配慮もあったが、控訴審判決は、遠慮なく正論でズタズタに斬り捨てている。指定弁護士は、控訴したことを後悔しているだろう。

一審で止めておけば「惜敗」で済んだのに予想以上だったのは、控訴審判決が、小沢氏の「虚偽性の認識」だけではなく、石川・池田氏の「虚偽性の認識」の一部も否定したこと。近く始まる秘書公判にも重大な影響を与える。石川氏に殆ど犯意らしき犯意がなかったとすると、秘書事件一審判決の「水谷裏献金隠し」の動機は宙に浮く。今日の控訴審判決、簡単にまとめると、指定弁護士⇒《大恥》、検察・登石(秘書事件一審裁判長)⇒《真っ青》と言ったところか

小沢代表無罪 検察の“闇”を調べよ 東京新聞社説(11月13日)
「国民の生活が第一」代表の小沢一郎被告は、二審も「無罪」だった。問題は検察が市民の強制起訴を意図的に導いた疑いが晴れぬことだ。生ぬるい内部検証では足りず、国会が徹底調査すべきだ。
 
そもそも、なぜ小沢氏は強制起訴されたのか。一審に続いて、二審も無罪判決が出た今、あらためて市民による検察審査会の判断に立ち戻ってみる必要がある。
 資金管理団体「陸山会」の土地購入をめぐり、小沢氏を政治資金規正法違反に問うことの是非について、東京地検は二〇一〇年二月に不起訴とした。検察審は同年四月に「起訴相当」と議決し、再捜査を迫られた検察は、また不起訴の判断をした。
 
問題はこのときだ。再捜査の過程で、小沢氏の元秘書石川知裕衆院議員を再聴取したが、作成された捜査報告書はでたらめだった。「(石川議員が)検事から『うそをついたら選挙民を裏切ることになる』と言われたのが効いた」など、架空の内容が書かれていた。
 
石川議員がICレコーダーで録音していたため、一問一答形式の文書が明白な虚偽であると判明したわけだ。さらに当時の特捜部幹部が小沢氏の供述の不自然性などについて、捜査報告書をつくり、検察審に提出した。「小沢の共謀を推認する積極証拠となりうる」などとも記されていた。
 
本来は不起訴にした説明をする検察が、市民を強制起訴するよう誘導したと、受け止められてもやむを得ない内容だといえる。一審判決では「事実に反する捜査報告書で検察審査会の判断を誤らせることは許されない」とまで指摘されたほどだ。検察の恣意(しい)的な手法を断罪したに等しい。
 
だが、今年六月に最高検がまとめた報告書では、「(検事の)記憶が混同した」「故意ではなかった」などと結論づけ、市民から告発された検事すべてを不起訴処分にした。かつ、今も報告書をホームページなどで国民に広く知らせていない。あまりに身内に甘すぎる調査結果であり、真相はなお“闇”の中にあるといえよう。
 
検察審制度そのものへの冒涜(ぼうとく)に近い問題が露呈している。「記憶の混同」が許されるなら、どんな報告書もまかり通る。もし、検察のシナリオどおりに進んだとしたら、司法の汚点になるどころか、司法改革自体が台無しになる。 検察が暴走したら、どう食い止めるのか…。根源的な問いも、この事件は投げかけている。

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