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原子力業界のウラン採掘解禁に向けた行動にバージニア州住民が反撃

原子力業界のウラン採掘解禁に向けた行動に、バージニア州住民が反撃と云う記事が載っていました。

原子力は原料の鉱山採掘現場から原発で使用された使用済み燃料の最終処分まで、人間は全く何も出来ないと云う事が良く解ります。

バージニア州の30年間にわたるウラン採掘禁止令を撤廃すべく、現在進行中の重要な取り組みについて考えてみましょう。禁止令は最初、州南部の小さな町、チャタムの下にあるピッツイルバニア・ウラン鉱床に、およそ53907トンの原子力発電所用に使われる放射性鉱物が含まれているかも知れないことが検査後分かった際に導入されました。研究で、採掘現場は、地域何世紀にもわたって生命を危険にさらしかねない、約29トンもの廃棄物をも生み出すことが判明していました。

ウランの価格が上り始めた最近まで、この禁止令は問題になりませんでした。現在、鉱床を所有している企業が、開発をしたがっているのです。2012年の立法過程で、禁令を撤廃しようとする取り組みに失敗するまでの間、議員達へのロビイングで、バージニア・ウラニウム社は少なくとも300,000ドルを費やしました。州が次回議会で、再度禁止令を検討する準備をする中、採掘に賛同する人々も次のようなTV広告に資金を提供しています。

あたりを見回すと、至る所、かつて人々が働いていた古い工場ばかりです。御承知のように、我々のエネルギー資源を開発すれば、何百もの良い給料の雇用を南部に生み出せます。我々に技能はあります。労働者もいます。我々に必要なのは働く機会です。ウラン採掘は世界中で安全に行われています。もしバージニア州で、それが安全に行い得るのであれば、雇用は必要ですから、私は賛成です。

しかし多くのバージニア州住民は、飲料水、大気、農産物、漁業や観光に及ぼすウラン採掘の危険について懸念を表明しています。既に確認されているウラン鉱床の一つ、バージニア・ウラン鉱床の採掘を認めれば、州中の他の現場での探査への道を開くことになると彼らは主張しています。現在、バージニア州の大都市のほとんど全てが、解禁に反対する決議を可決しています。
元バージニア州環境基準局局長ロバート・バーンリーさんは、ここバージニア州で起きているのは、実験と言って次のように述べています。

ウランはこの地方では、決して採掘されたことも、加工されたこともありませんでした。これまではいつも、雨が降らず、人も住んでいない、乾燥した南西部で行われてきました。
バージニア州では全く逆なのです。100センチ以上の雨が降るのです。過酷な天気事象が起きるのです。ハリケーンは良くやって来ます。年がら年中、竜巻があります。しかも昨年、初めて震度6の地震を経験しました。これまではバージニア州には地震は起きないと言われてきました。これまでは、この種の環境、湿潤環境では決して採掘は行われたことがなかったのです。飲用や他の用途で、ここの水に依存している人は沢山いるのです。

バージニア・ウラニウム社は、ピッツィルバニア郡のこのウラン鉱床の所有者によって設立されました。最近この会社で若干組織変更があったので、私は今起きていること全てを正確にお話することはできません。バージニア・ウラニウム社は、主としてウラン採掘と加工に多少精通したカナダの企業の所有です。もちろん、バージニア州の誰一人、精通していません。これまで、行われたことが無いのですから。

もしウランが採掘されれば、そして、特にウランがバージニア州で処理されれば莫大な量の廃棄物が生じることになります。ウラン、イエローケーキが採取され、販売された場合には、放射性物質の85パーセントが産業廃棄物の中に残ります。こうした廃棄物は単に埋められるのです。自治体の固形廃棄物を保管するのと非常によく似た施設に埋めるのです。大地に穴を堀り、プラスチックのライナーを施し、この有毒な放射性廃棄物を埋め、その上を何千年間も覆い、何も起こらぬよう祈念するのです。ところが申しあげた通り、バージニア州では雨が非常に多く、気候も厳しいのです。こうした施設がそうした類のストレスに耐えられるだろうと考えるなど馬鹿げたことです。

バージニア州におけるウラン採掘の一時停止解除に反対しているバージニア・ビーチ公益事業部のトム・リーヒ部長のコメント。私たちの懸念は、もちろん非常に大きなものです。ある種の壊滅的な嵐の間の選鉱滓放出です。この鉱山も、他の将来鉱山となりそうなものの場所も、ハリファックスからノースカロライナ州のロアノーク早瀬に至るまで、少なくとも6つの上水道取水口の上流に位置しています。しかも候補地は、たまたま州と国の中でも、ハリケーンだけでなく、6時間で76センチもの可能最大降水量という大量降水事象も受け易い場所にあるのです。

バージニア州のブルー・リッジ・マウンテンの直ぐ東で、そのような嵐は40年間に二度ありましたし、提案されている鉱山の位置を、基本的に一直線に通過しています。我々が、ありそうにないシナリオを考え、モデルにしているということは認めますが、危険確率かける結果の積が問題で、そうした事象の確率は小さいかも知れませんが、もしも結果が重大なのであれば、受け入れがたいリスクになり得ます。

事の真実は、水収支がプラスの地域、湿潤な環境ではこれまで決して行われていないということです。これは実験なのです。どうやって管理すれば良いのかを我々は知らないのです。どのように施設を設計すれば良いのか我々には分かっていません。また廃棄物をどのように管理すべきかも分かっていません。
肺ガンになる可能性があるとわかっているのに、捨てていたのですか?
 
そうです。掘り出した鉱石に手を加えると、鉱滓の体積が増えるため、すべてを坑道に埋め戻せません。そのため、ウラン鉱滓の大部分は、いちばん安上がりな方法として雨ざらしで放置され、ラドンがずっと浸み出していた、と米国の医師J・W・ゴフマンは 1981年に記した『人間と放射能』という著作の中で指摘しています。


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