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東電OL殺人事件は本当に裁判官・検察の無知から冤罪判決を出したのでしょうか

押田教授は裁判官の法医学の無知に警鐘を鳴らしていますが本当に無知から裁判官検察は冤罪判決を出したのでしょうか。

現在の陸山会事件を見ますと、検察のスト-リ-があってそれを追認する裁判所と云う姿が見え、また検察は証拠を捏造してでも犯人を作りだす組織と云う事も見えました。
大昔の鑑定で有れば、不正確であったと云う言い訳も出来ますが、15年ほど前の技術で有れば、この程度の鑑定や捜査は出来たはずです。この事件は、ゴビンダさんをどうしても犯人にしたかったと云う司法当局の思惑から生まれた冤罪と思われます。

先日テレビのインタビュ-出ました当時の捜査を行った刑事が今でも、ゴビンダさんが犯人と思っていると述べた事は、鑑定など関係なく誰かを犯人にする必要性があったと思われます。

違法捜査に甘く、捜査当局側の不当な捜査が明るみになっても裁判を続ける日本では、検事や警察は小説の様な調書作成のプロと最初から考えてなくてはならないと思います。

裁判官の法医学の無知に押田教授は警鐘
足利事件に続き、DNA型鑑定が再審開始の決め手となった東電女性社員殺害事件。無実を訴えるゴビンダ・プラサド・マイナリさん(45)は15年ぶりに釈放され、16日にネパールに帰国した。が、最高裁で有罪が確定する前から、マイナリさんの関与に大きな疑問を投げかける鑑定書が提出されていた。手掛けたのは、足利事件で菅家利和さん(65)と真犯人のDNA型が異なることも早い段階から訴えていた日本大の押田茂實名誉教授(法医学)。「科学鑑定に無知な裁判官があまりに多すぎる」と厳しく批判している。

今も最高裁に憤り
 
東電女性社員殺害事件の再審請求では、新たなDNA型鑑定が行われ、遺体内の精液からマイナリさんと異なる「第三者」のDNA型を検出。殺害現場のアパート室内にあった体毛のDNA型とも一致し、「無罪を言い渡すべき明らかな証拠」と判断された。
 
もともとこの事件は、室内のトイレから見つかったマイナリさんの精液が入ったコンドームなどが有罪判決の柱だった。しかし被害女性は定期的に複数の男性と性的関係を持っていたとされ、コンドームが事件発生日に捨てられたものかどうかが焦点となった。
 
DNA型鑑定に詳しい押田名誉教授は2001年3月、弁護側から依頼を受け、複数のネパール人と日本人の協力を得て大規模な再現実験を実施。精子が時間とともに劣化する様子を顕微鏡で観察し、マイナリさんの精液は犯行日より以前のものと結論付けた。
 
「あれ以上精密な実験はもうできない」。押田名誉教授は自信があった。が、最高裁は「押田鑑定」に一行も触れず、03年に弁護側の上告を棄却。「最高裁はばかじゃないかと思った」。押田名誉教授は今も憤りを隠さない。

無視された新証拠
 
初めての経験ではなかった。
 
黎明期のDNA型鑑定の精度が問題となった足利事件。押田名誉教授は1997年、無期懲役判決を受けて東京拘置所にいた菅家さんの毛髪のDNA型鑑定を実施。被害女児の半袖下着に付着していた精液と異なる型であることを明らかにした。
 
ところが最高裁は押田鑑定に一切言及せず、2000年に上告を棄却。再審無罪判決まで10年を要した。
押田名誉教授は11年に再審開始決定が出た福井女子中学生殺害事件にも携わっている。その都度科学的に裏付けられた新証拠を示してきたが、裁判官に“無視”され続けてきた。「なぜ裁判官は、もっと早く科学鑑定と真摯に向き合わなかったのか。何を今更、というのが率直な心情だ」
 
相次ぐ再審開始決定に、裁判所の変化も感じる。しかし、と押田名誉教授は語気を強め警鐘を鳴らす。 「捜査機関に都合のいい問題ある鑑定と、それを鵜呑みにする裁判所という構図は変わっていない。法医学者の育成も急がなければならない」

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