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矛盾や問題を指摘し批判を交えて書いてこそジャーナリズムでありそのまま垂れ流すのであれば「かわら版屋」に過ぎない

郷原信郎氏が今回の指定弁護士が控訴した事への考えと、小沢裁判で検事が検察審査会へ送った捏造捜査報告書に対する検察の対応に対しての、マスコミの報道に強く批判的なコメントをツィ-トしています。

郷原信郎@nobuogohara
検察審査会を「検察の不起訴処分の不当性を審査する機関」と考えると新証拠で立証しようとするのはおかしいと言えます。もっとも、その場合でも、検審の議決の趣旨に沿って、「公訴維持」のための補充的な証拠収集を行うことは可能でしょう。しかし、当初の議決に対して裁判所が十分に判断したのに、それとは別個に新たな立証を行うのは、指定弁護士の権限を逸脱しており、検審制度の趣旨に反すると思います。

石川議員再聴取:担当検事「供述維持、幹部が指示」
(毎日新聞05月11日)
小沢一郎・民主党元代表の政治資金規正法違反事件に絡み、元秘書で衆院議員の石川知裕被告(38)を10年5月に再聴取した際に「虚偽」の捜査報告書を作成したとされる田代政弘検事(45)が検察の内部調査に「(元代表の関与を認めた)石川議員の捜査段階の供述を維持させるよう一部幹部から指示された」と話していることが分かった。検察当局は指示の意図を確認するため、田代検事の当時の上司らから聞き取りを進めている模様だ。
 
石川議員への再聴取は、東京第5検察審査会が元代表について最初の起訴相当議決(10年4月)をした後の再捜査時に行われた。複数の検察関係者は「通常こうした再聴取では相手に自由に話をしてもらう」と指摘する。
 
だが、関係者によると、田代検事は「石川議員の供述を維持させろという一部幹部からの指示があった。別の上司からは『(再聴取を)頑張れ』などと言われた」と内部調査で説明しているという。

郷原信郎@nobuogohara
この記事の前半の『田代検事は「石川議員の供述を維持させろという一部幹部からの指示があった。」と内部調査で説明』と、記事の最後の『「故意」の立証は困難』は明らかに矛盾している。田代報告書では、石川氏は従前の供述を維持しつつ、小沢氏との関係を慮って調書への署名を渋っていた、という状況。上司から供述を維持するよう指示されたのは、石川氏が従前の供述を覆したからであり、報告書の内容は実際の取調べ状況とは異なることになる。そういう上司の指示があったのなら「犯意の立証が可能」になるはずだが。

この毎日記事を書いた記者は、「検察幹部が言った通りに書いているのだから自分は悪くない」と言うかもしれない。それが、当局の捜査や処分に関する報道姿勢の最大の問題だ。矛盾や問題を指摘し批判を交えて書いてこそジャーナリズムであり、そのまま垂れ流すのであれば「かわら版屋」に過ぎない。


石川議員を聴取の検事、嫌疑不十分で不起訴へ
(朝日新聞5月16日)
 石川知裕衆院議員を取り調べた検事が、虚偽の捜査報告書を作成したとされる問題で、検察当局が、虚偽有印公文書作成・同行使容疑で市民団体から刑事告発された田代政弘検事(45)=現・法務総合研究所教官=について、嫌疑不十分で今月中に不起訴処分とする方向で最終調整を進めていることが分かった。
 「逮捕中のやりとりなどと記憶が混同した」とする田代検事の説明には、一定の合理性があると判断した模様だ。ただし、人事上の処分はする方針だ。
 田代検事は2010年5月、「検事から『うそをつけば選挙民を裏切ることになる』と言われたのが効いた」と石川議員が語ったなどのやりとりを記載した。

郷原信郎@nobuogohara
石川議員を聴取の検事、嫌疑不十分で不起訴へ 「逮捕中のやりとりなどと記憶が混同した」とする田代検事の説明には一定の合理性⇒検察側が苦し紛れに使った「一定の合理性」という言葉を、何の批判もなく、そのまま記事に書く神経が私には理解不能



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