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お金のためなら子供も被曝させても平気な瓦礫拡散は止めるべきです

絆とは、権力者にとってとても都合の良い言葉です。昔から市民はこの言葉に騙されて、悲惨な目にあって来ました。現在進行している、 瓦礫の拡散は、人々の善意や「絆」等とは程遠い利権や お金目当ての思惑で事が動いています。

「被災地を見ると気が変わるぞ」と言って 映像で人々の情緒に訴え、その金儲けに加担する報道関係者もいる。「放射性物質を少しでも含む瓦礫はそこから 動かしては いけない」 という原則はかき消されています。

「絆」とは沢山の子供に被曝させるのではなく、 一人でも被曝する子供を抑えることのはずです。 食中毒が可哀想と言って、皆でO-157に汚染された食べ物を食べるでしょうか。 福祉や介護などの「みんなで公平に負担し合う」というのが「絆」の筈です。みんな衝撃的な映像や利権が操作するマスコミ情報に騙されています。 

この様な事を言いますと、「被災地の子供だけが被曝すればいいと言うのか」と 批判する声があります。しかし現実はその通りで、今被曝する子供には一刻も早い検査と処置をする事です。そしてその費用こそ税金で公平に負担する事です。 瓦礫を拡散して 被曝を公平にする事は絶対に違います。日本人はいつまで、騙され続けるつもりでしょうか。 

一人でも多くの人を救うことは、 時に冷酷な事にも強い心で対処する必要があります。 被災地へ思いを馳せ、彼らの復興の手助けを国を挙げて行うのは当然です。しかし、放射性物質を拡散し、日本中の子供達を 危険に晒す事は 世界中から非難されるでしょう。一般人の 放射能汚染の基準値など世界中で確率されていません。基準が確立されていなく、またそれが誰も解らない場合は安全を考えるのが原則です。

被災地の瓦礫に含まれているのは、放射能だけでは有りません。アスベストや有毒な物質も含まれています。
被災地の瓦礫は被災地に巨大な最新式の処理場を早急に作って対処すべきです。

3.11頃から流されるTVの被災地番組は洗脳作用を持ちます、ただ絆と言う言葉に日本人は、騙されてはなりません。 

日本のマスコミの業界事情を見れば、 残念ですが今のTVの情報を信用することはできません、海外の報道の方が情報に信憑性があり、それが日本の現状です。 今後改善されるか、このまま国民を騙し続けるかは 彼らの自浄作用のみに掛かっています。しかし幸いな事に今は情報収集の選択肢が多くなりました。 

ネットには本当の情報があります。誤報はすぐに訂正されますので、自浄作用があります。また、海外の報道もネットですぐに見る事ができます。瓦礫の話は世界各国が拡散に批判的であります。 目の前の瓦礫の山を見て惑わされていないからと思われます。しかも利権も有りません。そうした意見が正しいのは当然の事です。 

クロスライセンス問題という根本的な話から、 ナベツネ問題という下劣な話を含め、 マスコミ界は破壊的な改革がない限り、再生は困難かもしれません。その時は、国民は彼らを見限るか、騙され続けるか、 どちらかしかないと思われます。 しかしICT技術(情報通信技術)の進歩は少なくとも、日本を再生させる可能性を含んでいると思われます。 

ICT技術は日本のマスコミの業界事情などとは完全に無縁な所で 進歩しています (ICT技術部品は非常に優秀でありますが、日本が此の分野で弱いのは日本の環境に問題があると思われます。)。世界で進むICT技術が日本のマスコミ界の瓦解を促す方が現実的と思われます。 またも日本は「敗戦」で覚醒するのでしょうか。 

そして、マスコミが敗戦した後、語られるのであろう、「かつて、「絆」と叫んで 放射性物質を 全国にばらまいて 被曝被害や健康被害をテレビが扇動する 悲劇の時代があった」と。 しかし、このフレーズ どこかで聞いたことがあります。 戦時行われた、大政翼賛報道への 批判と全く同じです。

福島原発で起きた事を日本中に拡散し、 「お金の為なら何でもアリ」の資本主義もここまで来ますと、 それは資本主義では有りません、絆と言う全体主義です。

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