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『角栄になれなかった男・小沢一郎全研究』)を書いた松田賢弥の正体(山崎行太郎)

松田賢弥の『角栄になれなかった男・小沢一郎全研究』(講談社)を書いたブラック・ジャーナリスト松田賢弥を痛烈に批判している、『山崎行太郎 毒蛇山荘日記』を転載します。http://d.hatena.ne.jp/dokuhebiniki/

松田賢弥は野中広務に買収されているクズ・ジャーナリストなのか。

松田賢弥の『角栄になれなかった男・小沢一郎全研究』(講談社)は、もはやゴミクズ以下のガセネタ満載の駄本であった。

小沢事件も、小沢裁判の経過とともに資料分析や検察情報分析、裁判情報分析がかなりのレベルに達しており、今や、素人といえども、事件の詳細について熟知しており、それに比べると松田賢弥の本が、検察側のリーク情報と野中広務の謀略情報の「垂れ流し」と「受け売り」にすぎない稚拙な本であることは誰の眼にも明らかであり、読むに値しない駄本であることは一目瞭然である。

「小沢一郎追跡20年」、「小沢一郎研究20年」とかいう宣伝文句に誘われて、問題の本を手にしてみたが、とても買うに値する本とは思えなかったので、ちょっと立ち読みしてみたところ、書かれていることはすでに情報価値のない、既知のものばかりであり、精読しなくとも分かっていることばかりだった。「西松建設」「水谷建設」「胆沢ダム」・・・、そして「高橋嘉信」「野中広務」「川村尚(水谷建設元社長)」・・・。

すでに偽証やインチキ、ガセネタが暴露された情報や情報源ばかりだ。しかも、ほとんどのページが「焼き直し」「再録」であった。昨年7月14日、出版されたと言うが、『角栄になれなかった男・小沢一郎全研究』(講談社)は、タイトルはもっともらしいが、中身は羊頭狗肉のインチキ本である。

おそらく、「小沢事件」「小沢裁判」にあわせて、担当編集者たちと即席でデッチアゲたトンデモ本なのだろう。あまり売れなかったらしいが、売れなかったのも当然だろう。講談社も、よくこういうインチキ本を出版したものである。たとえば、冒頭の「小沢一郎の少年時代」を語る「非常のルーツ」の部分は、2003年2月に刊行された前著『闇将軍 野中広務と小沢一郎』からの再録である。

読み比べてみると、まったくそのままなので驚いたが、こういう物書きもいたのか、と愕然とした。松田賢弥はジャーナリストとは言いながら「文章を書く」のが苦手らしい。その文章も、甘ったれた幼稚な文章の連続で、つまり、いかにもセンチメンタルな文学青年崩れが書きそうな文章で、読み続けるのが恥ずかしくなるような文章であった。

松田賢弥は、「文章を書くことが苦手・・・」だけではなく、どうも「取材も苦手・・・」らしい。政治家・小沢一郎の暗部を探り、その秘密を書くのならば、もっと小沢一郎本人はもちろんだが、小沢一郎周辺をも徹底取材し、さらに小沢一郎関係の資料や裁判資料等を収集しろよ、と言いたくなるが、それも豚に真珠というものだろう。その上、松田賢弥には、ジャーナリストや物書きに不可欠な「人間とは何か」という根本的な「人間存在論」とでも言うべきものがない。

野中広務の「法螺話」や「自慢話」、あるいは政敵への「誹謗中傷」を、何の疑いも検証もなく、素朴に鵜呑みにし、しかもあっさり洗脳されたあげく、野中広務という人間を信じ込んでいるようだ。野中広務が、官房長官時代、いわゆる「官房機密費」を使って、マスコミ関係者を買収していたことは承知の事実である。松田賢弥がいくら野中広務からもらったか知らないが、こういう「野中広務ヨイショ本」を見れば、金銭の授受を疑いたくなるのが常識と言うものだろう。そもそも「小沢一郎が金権政治家で、裏切りばかりの悪党で、野中広務が品行方正な苦労人で人徳者・・・」(笑)なわけないだろう。

また「週刊文春」に「小沢裁判」を通じてガセネタ、捏造にすぎないということが明らかになった小沢一郎の「金権スキャンダル」を執拗に追い回し、あることないことを、週刊誌に書き散らしてきた場末の三文ジャーナリスト、松田賢弥は、「小沢裁判」の判決を前に、肝心の「小沢金権スキャンダル」について、これまで書いてきたことの嘘と捏造が次々とバレて、書くことがなくなったらしく、今度は、小沢一郎夫妻の「夫婦喧嘩」や「別居騒動」、あるいは小沢一郎の三人の息子たちの現在の動向が分からないとかいう「家庭問題」など、芸能記者レベルの微笑ましいネタについて、さも大事件のように書いている。

松田賢弥によると、小沢一郎夫人は、自宅から徒歩3分の「秘書寮」に、東大出の二男と同居しているらしいが、さらに三人の息子たちについて、こんなことを書いている、≪だがその後の三人の経歴や行方は、小沢グループの議員や周辺に聞いても、杳として知れない。(中略)小沢ほどの有名政治家の息子の所在が、ここまで秘密のベールに包まれているのも異様である。≫と。

松田賢弥よ、何処が「異様」なのか。ちっとも「異様」ではないではないか。松田賢弥が「異様」だというのは、三人いる息子うち、誰一人として小沢一郎の「秘書」になっていないということらしい。馬鹿馬鹿しい。次元が低すぎる。松田賢弥よ、今こそ、「 西松建設スキャンダル」や「水谷建設スキャンダル」の「その後」について書けよ。それがお前等の仕事(報道責任)だろう。

松田賢弥の記事には、小沢裁判の過程で次々に暴露され、今や、日本国民なら誰でも知っている「検察の調査報告書偽造」問題については、つまり「検察スキャンダル」や「最高裁事務総局スキャンダル」については、一言の言及もない。

逆に、こんな頓珍漢なことを書いている。≪小沢は今、要塞のような大豪邸にたった独りで暮らしている。数多くの側近もこれまで小沢の許を去っていった。虚勢を張り続けてきた小沢一郎という男が辿りついた孤独な晩年。その理由に今もって気付かないのであれば、つくづく小沢は悲劇の政治家と言わざるを得ない。≫と。

僕なら、たとえば、これが事実とすれば、「小沢一郎という男が辿りついた孤独な晩年・・・」とか「数多くの側近もこれまで小沢の許を去っていった・・・」「悲劇の政治家・・・」いう生き方に、むしろ深く感動するが、この場末の俗物には、逆らしい。

小沢一郎が、「孤独な晩年」どころか、今なお多数の「小沢親衛隊」に囲まれて、ますます意気軒高であることこそ現実ではないか。「数多くの側近もこれまで小沢の許を去っていった・・・」というのは事実かもしれないが、では「去っていった」「元側近たち」は、今、どうしているのか。彼等こそ、皮肉なことに、すでに死んでいるか、あるいは、藤井裕久や渡部恒三のように、政界の「はぐれ烏」になり、「孤独な晩年」を過ごしているのではないのか。

松田賢弥は、小沢一郎と同郷だそうだが、偉大な人物に対する同郷者特有のヒガミとネタミばかりで、江藤淳のような文学者までが絶賛した偉大な「政治家・小沢一郎」の実像がまったく見えていない。それにしても「週刊文春」も堕ちたものだ日本を代表する「剛腕政治家・小沢一郎」を批判するのに、スーパーや自宅に張り込み、インターホンやポストを押したり覗いたりした上で、「小沢夫妻別居騒動」記事とは・・・。

毎日、小沢家のゴミ箱に手を突っ込み、ネタ探ししているのか。「週刊文春」よ、松田賢弥ごとき場末のブラック・ジャーナリストと心中でもしたいのか。「サンデー毎日」や「週刊プレイボーイ」の高笑いが聞こえてこないか。松田賢弥は、インターホン越しに小沢一郎の二男に言われたという、≪だから! こんなことを取材せずに、今必要なことを考えて、ちゃんと日本のために何ができるかを報道してください。≫ まったくその通りである。

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