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小沢一郎の「総予算組み替えれば金ある」拒まれる裏に既得権

小沢一郎は政権交代前から、言って来た事が、予算の組み替えです。しかし、現民主党がやったのは、表に見える無駄と思われる予算を、若干見直して、その予算を少し削っただけです。小沢一郎が云う本格的な予算の組み替えをやって、行政の無駄を省く事は全くやっていません。

本格的に行政の無駄を省こうと思えば、予算の組み替えは絶対に必要です。またそれをやらない限り、日本の財政収支が改善するとはとても思えません。

野田政権は消費税を上げて社会保障を充実させると言っていますが、一番大事な改革を行わないで単純に消費税を上げても、社会保障を充実させる事などは全く出来ないと思われます。
しかしこの事を実行する事は、多くの国民にとっては歓迎される事ですが、官僚組織に流れる甘い蜜の様な予算は無くなり、財務省の権限も殆ど無くなります。

また、官僚とともに既得権益の恩恵を受けていた、独立行政法人・公益法人・宗教法人・マスコミなども同じ様に、厳しい競争にさらされる事になります。このために、小沢一郎を官僚マスコミは全力で、小沢一郎を排除しようとしてきました。

NEWSポストセブンは、何故これほど小沢一郎が排除されるかと云う理由を、明解に述べていますので、転載します。

 (NEWSポストセブン3月12日)
こんな奇妙な国会審議は、人生のなかでも、もう目にする機会はないだろう。
 震災復興も原発事故の処理も遅々として進まず、消費増税に年金改悪、果ては原発再稼働と、国民の生命と財産、国家の行く末を左右する重要課題が目白押しだというのに、与党と野党は一体何を論じているか。
 直前に密会で“ネタ合わせ”をした八百長党首討論(2月29日)では、野田佳彦・首相から水を向けた。
「一緒に消費税を引き上げるために努力しようじゃありませんか」
 野党党首の谷垣禎一・自民党総裁は、「討論」どころか二つ返事でOKだ。
「その通り。間違いない」
 そしてこう続ける。
「小沢(一郎・元民主党代表)さんは倒閣も示唆している。説得できるのか。党内をきちっと掌握されて、方向性を定められるのを固唾を呑んで見守っている」
 何の「方向性」だか。要するに「小沢を切れ」が主眼で、それなら国民が大反対している増税の共犯になってもいいというのだ。数日後には自民党内きっての増税派で「小沢嫌い」の急先鋒でもある野田毅・党税調会長が、「小沢元代表は総理と違うことをいっている。まとめきれるのか」と念を押す。
 もっとわかりやすいのは茂木敏充・政調会長で、「一番は、増税反対派に出て行ってもらうことです」と、直接的に「小沢を切れ」と要求した。
 刑事被告人で党員資格停止中の小沢一郎という1人の政治家の存在が、なぜ増税や社会保障改革以上に政治の重大事になるのか。もっといえば、小沢氏の何を恐れて与野党が総力を挙げて排除しようとしているのか。不真面目な国会もここに極まれりだ。
 多くの政治家が「改革」を口にする。小沢氏はその具体的な方法論の一つとして、「総予算を組み替えればカネはある」と繰り返し語ってきた。これが日本社会を根底から変える破壊力を持つ改革であることを与野党の政治家は知っているが、それは霞が関と政治家の既得権を奪うことになるから絶対に認められないのである。逆に増税は、政官の利権を拡大する。
 国の一般会計と特別会計を合わせた総予算は約229兆円(2012年度予算案)。地方の一般歳出(約67兆円)を合わせると、日本のGDP(約500兆円)の半分に達する。要するに、日本は官公需に大きく依存している「半共産主義経済」である。それを支配しているのが、予算編成権を持つ財務省だ。
 小沢氏のいう総予算の組み替えとは、自民党の長期政権下で官僚が既得権化してきた予算をバッサリ削り、その財源で新しい国家の仕組みを作るマニフェストを実行することだ。既得権派がこぞって増税を推進し、マニフェスト潰しに躍起になり、そして「小沢一郎を切れ」とシュプレヒコールを上げることは、実は一つの糸でつながっている。

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