自民党は原子力政策について結論を10年先送りしましたが今度はTPPについても玉虫色の決着をしました
自民党は 原子力政策のあり方について「向こう10年で結論を出す」とし、意見集約を先送りしたが、今度はTPPに対しても玉虫色の決着をしました。
日頃、民主党に対して何も決められないと言っている自民党ですが、元々重要な事を決めないで先送りにしてきたのは自民党です。
現在の民主党も大事な事を決めないで、増税だけを先行させていますので、現在の政界はとても解りずらくなっています。
国民に解りやすい政治がおこなわれる為には、野田総理、谷垣総裁が言う官僚主導によるTPP推進、原発推進、消費増税推進の民主・自民の議員が一緒に成った政党を作り、逆に小沢氏が言うTTP慎重、原発慎重、消費増税の前に官僚政治を打破して行政改革を先行させる民主・自民の議員が一緒に成った政党を作るべきと思います。
TPP:容認しつつ反対…自民、「玉虫色」の対応方針(毎日新聞3月8日)
自民党の外交・経済連携調査会(高村正彦会長)は7日、党本部での会合で、環太平洋パートナーシップ協定(TPP)の交渉参加問題について、対応方針をまとめた。「わが党も経済連携の構築の必要性は共有してきた」と容認姿勢を示す一方で、「『聖域なき関税撤廃』を前提にする限り、交渉参加に反対する」とも併記。党内のTPP推進派と反対派に配慮した「玉虫色」の内容となった。
方針は、米国車の輸入枠設定など工業製品の数値目標を受け入れないことや、国民皆保険制度を守ることなどを政府に要求。推進派議員は「きわどいところでまとまった」と賛同。農産物の関税撤廃を恐れる反対派も「関税を完全撤廃させない担保が取れた」と評価した。
出て行くのは向こうだ…小沢氏、主導権奪還図る(読売新聞3月8日)
民主党の小沢一郎元代表のグループが、野田首相が命運を懸ける消費税率引き上げ関連法案の3月中の閣議決定阻止をにらみ、圧力を強めている。小沢元代表は7日夜、都内の日本料理店で、グループ所属の政務三役らと会談し、結束を誇示した。
7日夜の会談には、牧義夫厚生労働副大臣、森裕子文部科学副大臣らが出席。小沢元代表は「増税する前に、やるべきことはいっぱいある」と述べ、消費増税に反対する考えを改めて強調、さらに「出て行くのは、こっちではなく向こうだ」と語り、党内にとどまって主導権を奪い返す考えを鮮明にしたという。また、「今年の夏は越える。来年まで行く」とも指摘し、首相は早期解散に打って出ることはできないとの見通しを示した。
元代表は連日、グループ所属議員を集めて会合を開催。幹部は「早ければ13日とされる閣議決定の前に呼吸を合わせるのが狙い」と解説する。消費増税阻止のためにグループ所属の政務三役が辞任し、政権を揺さぶる案も検討されている。
こうした動きに加え、6日昼に国会内で開かれたグループ会合では、元代表側近の樋高剛総括副幹事長が「12日から東京で待機するように」と出席議員に号令をかけた。消費増税反対派は、閣議決定の前提となる党内の事前審査の場で、採決による賛否決定を求める方針だ。事前審査が急きょ開かれても対応できるようにする狙いがある。
また、グループ幹部の山田正彦前農相らは、民間の消費者団体などを巻き込み、消費増税反対の「国民会議」設立も目指している。