« 小沢勉強会125人参加で野田は終わった | Main | 小沢裁判で東京地裁は検察の強力な利益誘導が行われた取り調べを断罪しました »

小沢裁判 捜査資料の開示指定弁護士が拒否

小沢裁判 捜査資料の開示、指定弁護士が拒否( 日本経済新聞2月15日)

東京地裁は、2月17日に、公判中の小沢裁判での検事調書の証拠採用について、その決定を下す予定です。しかし、公判での弥永筑波大学教授の会計学上の証言や、石川知裕元秘書の取り調べに当たった、田代検事が捏造した報告書が、検察審査会に提出された事実が明らかになったことなどから、法曹人の多くは、この裁判は公訴棄却になって然るべきだと考えている様です。しかし、その多くの声をマスコミが伝えないだけです。

陸山会事件公判で、同じく東京地裁の登石裁判長が、検察調書の多くを証拠として不採用したにも拘わらず、石川氏など3人の元秘書に有罪判決を下したことに、法曹人を含め多くの人は驚きを隠せませんでした。確かに裁判官は、自らの心証に基づいて判決を下すことができますが、証拠も無いのに、裁判長の個人的な推認だけで有罪を下したのは、通常なら裁判官として「自殺行為」だと言えます。

小沢裁判の公判で明らかになったのは、田代検事による捏造報告書だけでは有りません。東京地検特捜部が1年以上もかけて、建設業者を取調べたメモ(=裏金が無かったことを証明するもの)が70通もあり、それが検察審査会に提出されていなかったことまでが明らかにされました。

今回、指定弁護士から提出された、建設業者を取り調べた検察のメモ70通は、元秘書の公判では明らかにされていなかったものです。登石推認判決文では「小沢事務所は天の声を出した」という判決内容が有りました。もし、一社でも建設業者が「天の声」があったと述べたなら、検察はそれを元秘書の公判で出したはずです。

しかし検察は、「小沢氏が無実」の証拠ばかりなので隠蔽したのが事実です。登石裁判長に指示した陰の権力者も東京地検も、この70通のメモを隠し通せると思っていたのでしょうが、前田元検事が公判でこのメモのことを証言し、指定弁護士も隠すことを出来ませんでした。ここが、仕組まれた事件の為に「綻び」が出たと思われます。しかし、この「綻び」 をこれ以上広げては成らないと考えた、東京地検は、検察役の指定弁護士に圧力を掛けて、検察資料の開示を拒否させました。

この資料は、東京地裁が、民主党の小沢元代表(69)を起訴した「東京第5検察審査会(検察審)」に提出された検察資料の開示を求め、東京地検は照会を拒否したもので、今度は、指定弁護士が捜査資料の開示を拒否しました。

裁判所の開示要求は刑事訴訟法にのっとった正当な手続で、裁判所も検察官役の指定弁護士、弁護側双方の主張を「立証」するのに欠かせないと判断したから資料を照会したのです。小沢裁判では、検察審が「起訴相当」議決を下す決め手になった捜査報告書が田代政弘検事の捏造だったことが発覚。また元検事の前田恒彦受刑者も「裏金授受を否定した建設業者の事情聴取のメモが検察審に提供されなかった。検察の証拠隠しがあった」と証言しました。

東京地検は全ての資料を差し出すべきなのに、拒否したということは、よほど隠したい事実があると思われても仕方が有りません。田代検事だけでなく、当時の吉田正喜特捜部副部長や、主任の木村匡良検事の調書、捜査報告書なども全く信用出来ません。

捜査資料の開示、指定弁護士が拒否 小沢裁判公判

( 日本経済新聞2月15日)
資金管理団体「陸山会」の土地取引を巡る政治資金規正法違反事件で、民主党元代表、小沢-郎被告(69)=同法違反(虚偽記入)罪で公判中=の弁護側が求めていた取り調ベメモなどの捜査資料の開示について、検察官役の指定弁護士が拒否していたことが15日、分かった。元代表の弁護人によると「弁護側の開示請求に理由がない」ことが理由だという。開示を求めていたのは、事件を担当した主任検事が作成した捜査報告書や、東京地検が捜査段階でゼネコン担当者などを取り調べた「取り調ベメモ」約70通など。

これらの捜査資料は、小沢元代表の強制起訴を議決した東京第5検察審査会に地検が送忖した捜査資料リストを、弁護側の求めに応じ指定弁護士が開示したことで、存在が判明。弁護側が内容を検討するために開示請求していた。

小沢氏公判で東京地裁(大善裁判長)が東京地検に対し、検察審査会での虚偽を含んだ捜査資料を弁護側に公開することを命じたが、東京地検はこれを拒否。弁護側が検事役の指定弁護士にその捜査資料の提出を求めたが、上記の報道のように指定弁護士が拒否したということです。

この事は現在日経新聞と朝日新聞だけで、他のマスコミには出ていません。このような極めて重要なことが他のマスコミに出てこないことは、検察、指定弁護士の所業を世間に知らしめないための意図を感じます。

裁判の公平性を確保するには、検察審査会における検察の不正が明らかになる捜査資料を検証する必要があります。検察役の指定弁護士が、虚偽が含まれている捜査資料を弁護側に提供するのを拒否したことに、疑いを持つ事は当然の事です。

(指定)弁護士は本来検事と対峙して被告の人権を守るのが仕事ですが、実際は検察側が指定弁護士に、何としても弁護側に資料を提供するなと圧力を掛けたと考えるのが、より真相に近いと思えます。検察側としては、弁護側にさらに虚偽の記述を明らかにされると、組織としてのダメージは計りしれません。前田元検事の改竄以上に事件は大きくなると思われます。

それは、総理大臣に最も近かった小沢氏を抹殺するためだったからです。弁護側としては、法手続きの範囲で、その捜査資料を何としてでも提出させる手立て考えていると思われます。また、大善裁判長は、この不正に対して検察もしくは指定弁護士に捜査資料を出すように職権を行使するような動きは全く見えません。これを見ても、検察と一体の裁判所ということが見えて来ます。

17日には、上記捜査資料の基となっている石川議員の自白調書がそのまま証拠採用されるか、その自白が信用ならないとして不採用になるかの裁定が下ります。小沢氏の見えない敵は執拗に小沢氏を抹殺しようとしています。これは小沢氏自身が公判冒頭で陳述した言葉です。今回、これだけ小沢氏に有利な証言や不正事実が明らかになっている中、採用になれば、この裁判自体小沢氏にとって悲観的な結果になるかもしれません。

これでは、世界に冠たる法治国家と言う言葉など全く使う事が出来ません。明らかに日本には公正な裁判はなくなります。誰かを抹殺する意図をもって検察が動いたら、それを阻止する公正中立の本当の裁判所もないということになります。その様な結果になれば、大善裁判長も、登石裁判長と同じように、最高裁事務総局から送り込まれた小沢氏の暗殺者と断定出来ます。

|

« 小沢勉強会125人参加で野田は終わった | Main | 小沢裁判で東京地裁は検察の強力な利益誘導が行われた取り調べを断罪しました »