虚偽報告書の検事聴取 小沢氏公判立件可否判断へ
本来東京地検の田代検事が行った供述調書の捏造による虚偽報告書事件は、大阪地検の前田元検事が行ったフロッピ-デスク改ざんよりもっと重大な事件で有るにもかかわらず、マスコミは殆ど沈黙したままでした。
昨日から朝日新聞が急に方針を変えたの解りませんが、小沢氏のインタビュ-記事を載せたり、小沢裁判での田代検事の虚偽報告書事件を報道し始めました。
「虚偽報告書」の検事聴取 小沢氏公判、立件可否判断へ
(朝日新聞2月24日)
強制起訴された民主党元代表・小沢一郎被告(69)の元秘書・石川知裕衆院議員(38)を取り調べた検事が、実際にはなかったやりとりを捜査報告書に記載した問題で、検察当局がこの検事から事情聴取を始めたことが分かった。当時の特捜部長ら上司からも聴取を進める方針。できるだけ早期に事実を解明して刑事立件の可否を判断したうえで、懲戒などの人事上の処分も検討する模様だ。
問題の捜査報告書を作成したのは、東京地検特捜部で小沢氏の資金管理団体「陸山会」の土地取引事件の捜査に加わった田代政弘検事(45)=現在は新潟地検に所属。検察審査会が小沢氏の政治資金規正法違反容疑について、1回目の審査で「起訴相当」と議決した後の2010年5月17日に、保釈中の石川議員を取り調べた。
捜査報告書はその日付で、当時の佐久間達哉特捜部長あてに作成された。「政治資金収支報告書への虚偽記載を、小沢氏に報告し、了承を得た」と同年1~2月の逮捕中に認めた理由について、石川議員がこの日の調べで「検事から『11万人の選挙民の支持で議員になったのに、うそをつけば選挙民を裏切ることになる』と言われたのが効いた」と語った――などと記載していた。