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産経新聞も小沢裁判ライブでは伝えていなかった裁判の真実を他の大手新聞が報道した為についに報道しました

産経新聞も小沢裁判ライブでは伝えていなかった裁判の真実を、他の大手新聞が報道した為に、2011年12月28~31日という年末に目立たない様に報道しました。

◇虚偽の報告書◇(産経新聞12月28日)
 「この通りのやり取りはありませんでした」。15日の第9回公判。田代政弘検事(44)は、元秘書の石川知裕衆院議員(38)=1審有罪、控訴中=を再聴取した際に作成した捜査報告書に、実際にはなかったやり取りが記載されていることを認めた。
 
「検事に『ウソをつくようなことをしたら、選挙民を裏切ることになりますよ』といわれたのが効きました」。報告書には、石川議員が小沢被告の関与を認めた理由を、こう述べたと記載されていたという。
 しかし、石川議員の隠し録音からは、この部分が確認できない。弁護側がただすと、田代検事は「勾留中に話したことと記憶が混同していた」と釈明した。

 一方、大久保隆規元公設第1秘書(50)=同=を取り調べた前田恒彦元検事(44)=証拠改竄(かいざん)事件で有罪確定=は、検察の想定と異なる聴取内容は調書にせずメモにしていたことなどを「証拠隠し」と指摘。さらに、「特捜部と小沢の全面戦争だといわれたが、小沢さんを立件したいのは幹部ら数人だった」と、捜査批判を展開した。弁護側は27日、「虚偽の捜査報告書に基づく検察審査会の起訴議決は無効」として、公訴棄却を求める申立書を地裁に提出した。

陸山会事件 「事件は妄想だ!」 報告書の“作文”に「証拠隠し」… 検事から爆弾証言で新局面 [ 陸山会/西松建設事件] (産経新聞12月31日)
 
資金管理団体「陸山会」の土地購入をめぐる事件で、政治資金規正法違反(虚偽記載)罪で強制起訴された民主党元代表、小沢一郎被告(69)の東京地裁(大善文男裁判長)での公判。証人尋問の終盤には、取り調べ担当検事2人が出廷した。証人申請した検察官役の指定弁護士は「取り調べに強要はなかった」と立証する狙いだったが、捜査報告書の“作文”が明らかになるなど、波乱の展開に。元検事からは「事件は妄想」と古巣批判も飛び出し、公判は攻防の潮目を変える重大局面を迎えた。
 
■「検事の言葉が効きました」 虚偽記載が露見
「この通りのやり取りはありませんでした」。第9回公判。証人出廷した田代政弘検事(44)の証言に、緊張が走った。 田代検事は元秘書、石川知裕衆院議員(38)の取り調べを担当。冒頭の発言は、田代検事が昨年5月に石川議員を再聴取した際のやり取りについて作成した捜査報告書の記載について弁護側から問われ、答えたものだ。

弁護側が問題視したのは、石川議員が小沢被告の関与を認めた理由について述べた部分の記載だ。
《「あなたは11万人以上の選挙民に支持されて国会議員になったんでしょう。それなのに、ヤクザの手下が親分を守るためにウソをつくようなことをしたら、選挙民を裏切ることになりますよ」と言われました》
 一問一答形式で記載された報告書によると、石川議員は取り調べで言われた言葉を引用し、こう続けたという。 《これが効きました》

しかし、弁護側は「本当にこのやり取りはあったのか」とただした。

実は、石川議員は再聴取を持ち込んだICレコーダーでひそかに録音していたが、約5時間に及ぶ録音記録にはこのやり取りが残されていなかったためだ。田代検事は、報告書は聴取後に数日かけて作成したとし、「一言一句を記憶しているわけではなく、勾留中に話したことと記憶が混同していた」と釈明、虚偽記載ではないことを強調した。
 
弁護側が「何を基に書いたのか」とたたみかけると、「記憶。その日はメモは取っていなかったと思う」と続けた。

■「厭戦ムード」「妄想」と古巣を批判
さらに、大久保隆規元公設第1秘書(50)の取り調べを担当した前田恒彦元検事(44)=証拠改竄事件で有罪確定=は、第10回公判で、舌鋒鋭く捜査批判を展開した。
 
服役中の前田元検事は青いジャージの上下に鮮やかなオレンジ色のフリースをはおって入廷。証言の冒頭で、「特捜部の捜査には問題があった。検察の有利不利を問わず証言する」と宣言した。
前田元検事は、「私は任意性に問題のある取り調べはやっていない」と断った上で、「私の取り調べに大久保さんは色々言われているが、かなりデタラメ。私は社会的に死んだ身で死人に口なしだが、あまりに違う」と証人尋問に応じた理由を述べた。
 
「この件は特捜部と小沢の全面戦争だ。小沢を挙げられなければ、特捜部は負けだ」。
 昨年1月、大阪地検特捜部から陸山会事件の応援要員として呼ばれた前田元検事は、主任検事からこう言われたという。しかし、企業からの裏献金に主眼を置いた東京地検の「見立て」を、前田元検事は冷ややかに振り返った。
「裏献金で小沢先生を立件しようと積極的なのは、特捜部長や主任検事など一部で、現場は厭戦ムードだった」
 
「もっと小沢先生周辺や奥様の資金周りを調べるべきだと思ったが、できていなかった。4億円が企業からの献金と『妄想』する人もいたが、正直ついて行けなかった」
 証人出廷を依頼しに来た指定弁護士と面会した際、「私は小沢さんは無罪だと思いますよ。指定弁護士も職責上、大変ですね」と述べたことも明かした。
 
■「証拠隠し」を法廷で暴露
前田元検事は検察批判にとどまらず、証拠の取り扱いをめぐる検察の内情も暴露した。
「証拠隠し」として前田元検事が指摘したのは、「取り調べメモ」と呼ばれるパソコン打ちのメモ書きだ。捜査の見立てに合わない供述は調書にせず、メモとして捜査員同士で共有していたという。
 
当時、東京地検は小沢被告側への裏献金を立件するため、ゼネコンなど企業関係者の聴取に捜査員の大部分を投入したが、「何もいい話がでなかった」といい、こうした内容はメモとして処理された、と証言。「検審にそれが示されれば、水谷建設からの裏献金の信用性も減殺されていた」と、検察審査会の議決への影響に言及した。
 
また、石川議員の弁護人が取り調べに抗議した文書が検審に送付されていなかったことも明らかにした。「検審の判断の時に、クレームがあるとすると、そこ(取り調べの任意性)に疑いを差し挟む余地がでてくる。でも、それがない訳ですよ」と、これについても、議決に影響を与えた可能性があったとした。
 
弁護側は、田代検事、前田元検事の「新証言」を受けて、「起訴議決の根拠となった資料が虚偽だった」などとして、「議決は無効」と主張。公訴棄却、つまり裁判の打ち切りを求める申立書を東京地裁に提出した。
 
いずれも元々は、取り調べの任意性を立証するための証人申請だったが、皮肉にも捜査の問題点を露呈し、検察捜査の“質”を問う場に様変わりした法廷。初公判で検察批判を展開した小沢被告は、1月10、11日の被告人質問で何を語るのだろうか。

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