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江川 紹子東京地裁から

@amneris84Shoko Egawa東京地裁から

1)開廷直後、裁判長が小沢氏の体調を気遣い、申し出ればいつでも休廷とることや、適宜水分補給をするように声をかけると、小沢氏は「ありがとうございます」と。前回のように気迫のこもった表情で、指定弁護士を睨むことはなく、口角が下がり、目もしょぼつき気味で、やはり病み上がり感がある、

2)午前中の証人は、本件土地の仲介をした不動産会社担当者の男性。土地の登記を送らせた経緯について、以下のような証言をした: たぶん大久保さんからだったと思うが、土地の売買手続きを送らせて欲しい、と連絡があった。登記を、というのではなく、全体を遅らせて欲しい、と。

3)売り主(T社)は、登記を送らせるのはいいが、残金の支払いは当初の約束通りやって欲しい、との回答だった。上司に相談したら、残金支払いの後、買い主を保護するために仮登記をして、その後本登記する方法でどうかと言われた。司法書士に確認するように言われ、T社指名のO司法書士に確認した。

4)O は、珍しいことだが、そういうやり方はできる、とのことだったので、自分から(陸山会)に提案した。O社は長いお付き合いの会社だが、非常に手続きに細かい会社で、売買契約から媒介契約まで、全て弁護士のチェックが入る。当然、この変更についても弁護士のチェックを受けていると思う。

5)登記に関しては、全てO司法書士に任せていた。「売買予約」など法律的なことは自分には分からない。Oが、登記を分けることについて渋ったりしたことはない。大久保氏からは、土地を買うのは、小沢先生の下で勉強したり仕事をしたりする人のためにアパート用意してあげるため、と聞いた。

6)陸山会裁判では、石川氏が司法書士のアドバイスで登記を分けたことを、亡くなった司法書士を持ち出していかにも嘘っぽい、と検察からも裁判所からも見られていたが、実際は、不動産会社が司法書士の助言を経て提案したことだった。石川弁護団は、なぜこの人を証人に呼ばなかったのだろう…

7) 補足。弁護人は指定弁護士の尋問に少しでも疑問あると河津弁護士、弘中弁護士がすかさず異議を申し立て。村木さんの裁判で活躍した二人の連携プレー。指定弁護士は、馴れない役割に少々もたつくところもあるが、主任格の大室弁護士は、さすが鋭い。

今日の小沢氏裁判に出廷した不動産会社担当者は、大久保氏からは、残金支払いも含めて全体を遅らせてられないか、という話だったと証言。「仮登記と本登記(を分ける)とかは大久保さんもよく分かってなかったみたいです」と。それを提案したのは「こちらからだった」と繰り返し証言しています。

ですから、「大久保さんから本登記と仮登記を分けるように頼まれた」とか「大久保さんから本登記を遅らせて欲しいと頼まれた」という報道があるとすれば、それは要約不相応かと。

今日の小沢公判で証人となったM社の担当者の調書では、石川氏から「小沢氏本人が散歩の途中で見て、これがいい、と決めた」と聞いた、とのくだりがあるらしい。しかし、弁護側からこの点を問われると、「僕は聞いていない」と。

事実に反する調書ができた理由を「うろ覚えの内容を(読み上げられて)『そうです』って言ったかもしれない」と。記憶にはっきりあること、ないこと、知識のあること、ないことを、はっきり分けて述べる証人だった

とりあえず、午前中の報告終わり。

1)午後の証人はりそな銀行衆院支店の元店長。指定弁護士主尋問での証言のポイント:石川氏から預金担保融資の申し入れがあったのはH16年10月28日。秘書の寮用地を購入するため、小沢氏が借り入れ陸山会に転貸するとのことだった。以前、同じように土地購入資金を預担融資したことがある。

2)その際の稟議書に、「世間的な理由を考えて融資金で購入する」と書いてあったので、今回もそうだと思った。融資実行後に小沢氏と会った際、「融資をご利用いただきまして」と申し上げたら、「おー、おー」と言われた。融資について小沢氏も知っている趣旨だと理解した。

3)弁護側反対尋問:指定弁護士と打ち合わせした。弁護人からも手紙が来たが、会社の顧問弁護士に相談したら答えなくていいと言われた(ので放置した)。秘書の寮用地のためとして融資した。土地代金を払う10月29日10時までに融資実行は可能だったが、小沢氏側の書類が遅れたので午後になった

4)右陪席裁判官:融資後に小沢氏と会ったのは、いつか覚えていない。すぐだったか数ヶ月後だったかも分からない。場所は個人事務所か議員会館。話した時の状況も思い出せない(ナノニ「オーオー」ダケハ覚エテイル)

5)取り調べ録音の再生はほんの一部。指定弁護士側が「和やかでリラックスした雰囲気」で、石川氏も反論をしていると印象づけられる部分。これだけ聞くと、確かに威迫的な言葉はない。ただ、石川氏は「ですます」調で話し、検事はざっくばらんな口調など、すでにできあがった力関係は伝わってくる。

6)この取り調べは石川氏が保釈後。すでにストーリーに沿った調書はできており、それを少しでも訂正したい石川氏の苦心惨憺ぶりの一端も。小沢氏への報告はわずか3分ほどで、それもいすに座って面倒くさそうに「あー、わかったわかった」とというものだった、と。

7)そうした説明の末、報告場面に「短時間でしたが」というフレーズを入れてもらった場面。あまりニュアンスや事実を変えたくない検事と、何とか正したい石川氏の妥協の産物がこの1フレーズの挿入ということがよく分かった。これだけ、供述通りの調書を作ってもらうのは難しい。

8)冒頭陳述への弁護人の異議申立てに指定弁護士が反論。①支出の6割が不動産の購入賃借料に充てられ、政治資金の使途として疑問なものがある、と。②4億円原資の説明について「一貫性がないことは法廷で立証する」と。さらに「検察審査会がその点を信用できないとして議決を行っている」と。

9)指定弁護士は、検審の意向を反映するのが自分たちの責務と考えていることが改めて分かった。弁護側は、①事実に基づかない主張だ②検審の意見を冒陳で使うのは問題-などとして再反論。裁判所は次回に結論を出すことに。(了)

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