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耐震安全性評価の再点検程度の事でデ-タ-入力ミスをする原発発電は全く信用の出来ない技術と証明されました

耐震安全性評価の再点検程度の事で、デ-タ-入力ミスをする原発発電は、全く信用の出来ない技術と証明されました。

今回の、耐震テストデ-タ-入力ミスが起きると云う事は、通常の運転でも入力ミスが当然起きると云う事です。
また、泊原発が地震に弱いとも指摘され、社説には日本政府に先日、各国の環境保護団体でつくる「気候行動ネットワーク」から「化石賞」が贈られたと載っていました。

泊原発耐震評価ミス 北電、データ誤入力(北海道新聞10月8日)
北海道電力は7日、泊原発(後志管内泊村)の耐震安全性評価の再点検で、地震の揺れや津波に関するシミュレーションの基となるデータに、6カ所の入力ミスが見つかったと発表した。再点検作業が長引くのは必至で、定期検査中の1、2号機の年内再稼働は極めて厳しい状況になり、需要が高まる厳寒期の電力供給に影響を与えそうだ。

泊原発「地震に弱い」 新潟大名誉教授が指摘(北海道新聞10月10日)

泊原発の危険性を指摘する立石雅昭・新潟大名誉教授
 福島第1原発事故の影響とエネルギー問題について考える「2011年原発問題全国交流集会in北海道」が9日、札幌市内で開かれた。新潟大の立石雅昭名誉教授(地質学)が「泊原発の耐震安全性」と題して講演し、福島県いわき市の住民が放射性物質が暮らしにもたらす影響について話した。
 集会は原発問題住民運動全国連絡センター(東京)の主催で、年1回、原発のある地域の持ち回りで開催。この日は、市民ら約350人が参加した。
 泊原発(後志管内泊村)の構造について、立石名誉教授は「1次冷却水が通る細管が多くあり、これらが地震に極めて弱い」と指摘。泊原発近くにある「黒松内低地断層帯」についても「大きな地震が起きる可能性がある」とし、1、2号機の再稼働を認めないよう訴えた。

化石賞(北海道新聞社説10月10日)

化石のような古い考え方-との揶揄(やゆ)も込めた賞だそうだ。日本政府に先日、「化石賞」が贈られた。贈り主は、各国の環境保護団体でつくる「気候行動ネットワーク」

▼地球温暖化対策に後ろ向きな発言をした国に与えられるイエローカード、と言えようか。日本は過去にも度々もらっている。今回の受賞理由は原発がらみ。福島第1原発の事故後も、温暖化対策を理由に発展途上国に原発を輸出しやすい仕組みを求めた、と指摘された

▼「放射性物質を地球規模で放出し各国に迷惑をかけた自覚がない」「事故を起こした原発の輸出は、倫理的にもおかしい」「不適切かつ無責任で道徳的に間違っている」-。メディアが伝えたネットワーク側の日本批判の言葉は、心に突き刺さる

▼野田佳彦首相は、国内では「中長期的には、原発への依存度を可能な限り引き下げていく」と表明している。なのに原発輸出は継続の構えである
▼原発に対する認識が、内向けと外向けで違っていていいはずはない。首相が、どう説明してセールスしても、相手国の国民には、矛盾だらけで身勝手としか映らないだろう。輸出方針は、さっさと引っ込めた方がいい

▼まさか途上国での稼働実績を盾に、原発の復権を図るつもりでもあるまい。

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