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昨日の民主党代表戦で毎日新聞が民主代表選:馬淵氏の対応NHKが誤報

 昨日の民主党代表戦で毎日新聞が民主代表選:馬淵氏の対応、NHKが誤報 決選投票中継でと伝えました。

(毎日新聞 2011年 8月30日 )
 NHKは29日、民主党代表選の決選投票の中継で、馬淵澄夫前国土交通相の対応について「海江田万里経済産業相以外の候補」を支援すると誤って伝え、後に「海江田氏に投票」と訂正した。馬淵氏は代表選後、「海江田氏に投票した」と記者団に語っており、決選投票の結果に影響した可能性がある。
 NHKは同日午前11時から民主党代表選を生中継。決選投票の開始後、アナウンサーが「馬淵前国交相は今日午前の出陣式で、決選投票になった場合は海江田経産相以外の候補者に投票するよう陣営に呼びかけた」と実況した。
 その後、同じ番組の中で政治部記者が「正しくは馬淵さんが『増税すべきでなく、決選投票になった場合は、私の政策に近い海江田さんに投票していきたい』と表明した」と放送内容を訂正した。
 NHK広報局は「馬淵氏の決選投票への対応については投票開始後に伝えたが、その後、取材情報に基づいて改めて馬淵氏の対応を伝えた」とコメントした。

またその事に対する分析記事です。

今回の民主党代表選からみておこう。NHKは決選投票がはじまりかけた13時50分頃、「馬淵前国土交通大臣は、今日午前の出陣式で自らの陣営に、決選投票になった場合は海江田経済産業大臣以外の候補者に投票するよう呼びかけました」と数回にわたり生中継で報道した。公選法の適用は受けない政党の選挙と雖も、次期総裁候補になる政党の代表選の投票の最中に、他陣営の投票行動を真実として公共放送が報じて良いものか、少々違和感を持った。

前原陣営が野田候補に雪崩を打つのは自明だったが、鹿野、馬渕陣営の投票行動を投票中に実況生中継中に流す事は、公正公平の報道理念から外れているのだろう。それだけでも、NHKの報道姿勢は問題だが、その情報が誤報だったとなると、「誤報」と云うレベルで済まされる過ちだとは到底思えない。

馬淵陣営の決選投票行動などは真逆であり、鹿野陣営も鹿野候補が背広を脱ぐか脱がないか、その場で最終判断をすることになっていたと云う話を総合すると、憶測情報を真実として投票中に流したことになる。 そもそも、投票中に不確かな選挙行動に影響しそうな情報、しかも、虚報を流すこと自体が咎められるが、テレビやラジオが速報の情報インフラを抑えていた時代なら、それでも影響は少なかったろう。しかし、現実は「海江田敗北」の情報が投票中にツイッター上で拡散、一定の範囲で民主党議員の投票行動に影響した可能性は否定できない。

思えば、昨年9月の菅・小沢の代表選においても、議員の投票行動に影響させない為と言いながら、党員サポーター票を隔離、民主党事務局が管理したが、党員サポーター票が大差で菅勝利と云う情報が会場で流された事とか、小沢一郎への強制起訴が決定したと会場内で情報が拡散した。どうにも潔く敗北させてくれない民主党内の選挙である。民主党と云う政党には、そうした体質があるのかもしれない。

公選法の適用を受けない選挙と云う事で、NHK含め記者クラブメディアは好き勝手やりたい放題のようである。故に海江田候補は敗れた、と筆者が言いたいわけではない。海江田は、負けるべくして負けたのだと思う。海江田が負けたと云うことは、小沢が負けたと云うことになる。残念ながら、それは事実だ。

再び鳩山の主張を取り入れ妥協した結果がこの始末だ。鳩山は負けていないのだろう、民主党のオーナーだから…。もしかすると、海江田も損な負けではなかったかもしれない。野田から、それなりの処遇を受けるに違いない。 今回の代表選で、とどのつまり傷ついたのは誰だ?気がついてみると、小沢グループだけが敗北した構図が浮き彫りになる。
まぁ終わってみると、見事なシナリオに沿って、すべてが流れたように見えてしまう。仙谷や岡田のレベルで作れるシナリオではないだろう。インテリジェンスの専門性が駆使された高度なシナリオだ。 今日の午前中に判明するであろう野田政権の党人事がすべてを決するだろう。

仙谷氏は代表選に先立ち、野田陣営の選挙対策本部顧問に就任した岡田克也幹事長と会談する一方、鹿野道彦農水相の陣営幹部とも接触し、2位以下の「下位連合」に道筋をつけていた。仙谷氏にとっては、野田、前原、鹿野各氏のいずれが代表になっても、「勝ちは勝ち」だったわけだ。

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