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浜岡を停止から廃炉に

浜岡は停止から廃炉にしなければ、防潮堤や、緊急電源施設が完成した時には、必ず浜岡原発の再稼働をと言う声があがるのと思われます。しかし、現在の浜岡原発の施設に現在予定しています補強工事をしても、東海地震の前には全く無力と、小出助教が述べています。

逆に大地震の前に全く無力な、補強施設を完成させる事は、また膨大なお金がつぎ込まれ、それが、電気料金に上乗せされる事に繋がると思われます。その様な無駄な施設を作る前に、浜岡は停止から廃炉と云う決定をしなければならないと思うのですが、その様な記事が今日の北海道新聞に載っていましたので

『浜岡を停止から廃炉に』と云う記事を転載します。

 浜岡砂丘からは梅雨の晴れ間に遠州灘が一望できた。
 運転を停止した中部電力浜岡原発(静岡県御前崎市)の巨大な建屋は海岸を上りきったところにある。
 
破局的な福島第1原発の大惨事を見てもなお、中部電力は高さ10mの砂丘や「強固な岩盤」を理由に浜岡原発は安全だと主張してきた。
 
かねて地元民が泥岩砂岩の軟弱地層のもろさを指摘してきたにもかかわらず、だ。足元の砂れきは私の靴のかかとの一撃で砕け散った。
 
菅直人首相が要請した浜岡原発の全面停止は正しい。 だが浜岡の危機が去ったわけではない。核心はここから先のことである。
 
浜岡停止の理由は切迫する東海地震の想定震源域の真上に立地することにある。
地元民の手で編まれ最近復刊された「浜岡原発の危険!住民の訴え」という
冊子が手元にある。なかで京大原子炉実験所助教の小出裕章が一章を割いて
浜岡のことを「破滅を抱える危険物」と題して次の論考を展開している。
 
中電は、浜岡はいかなる地震に対しても100%安全だと言うが、科学や技術に100%というものはない。中電による対震補強工事も原発という複雑なシステムにあっては一部だけを補強すれぱ全体の信頼度はむしろ下がる、というのである。
 
小出助教は国策に寄り添って原発推進を唱える学者が大勢を占めるこの国で、一貫して反原発の姿勢を崩さなかった研究者である。その知見に基づき「もし浜岡原発が東海地震に耐えられなけれぱ、人類はかつてない災害『原発震災』に遭遇する」と書いた。
 
その予測は不幸にも福島第1原発で現実となった。国民は政府・東電の事故収束への見通しが裏切られるのを日々目の当たりにしている。地震と津波は天災であり人間の手では止められない。だが人災は防ぐことができる。「フク
シマ」に続く第2の原発震災「ハマオカ」は絶対に食い止めなければならない。
 
原子炉は停止しても5基の原発内部には大量の燃料集合体が存在している。まして中電は防潮堤建設など追加的な安全対策を完了させる2~3年後の運転再開を計画している。時間がたてばさらに大地震の発生は近づく。タイミングを合わせるように原発を再稼働させるなどとても正気のこととは思えない。
 
浜岡原発はこのまま廃絶すべきである。首都圏や中部圏に近く、国土の大動脈である東海道新幹線や東名高速道路が20Km圏にあるからという理由だけではない。なによりも原発の周辺に住む人々の生命を守り、さらに日本国民を放
射能から逃げまどう流浪の民としないためである。
 
地元で「浜岡原発を考える会」を立ち上げ、危険性を長年訴えてきた伊藤実は防潮堤を造るべきではないという。「建設に大金が使われ地元の原発依存が続く。完成後は『安全策』が再稼働の口実になる」と恐れるからだ。
 
そもそも防潮堤に効果はあるのか。福島の事故現場を17日視察した福島第1原発「事故調査・検証委員会」の畑村洋太郎委員長は「非常にショッキングな光景。こんなにものすごいことが起こりうるのか」と印象を語っている。
 
さらに畑村は22日の日本記者クラフでの会見で海側の巨大な防潮施設が「津波の衝撃力で木っ端みじんに吹き飛ぱされていた」事態を最も驚いたことの一つに挙げた。「普通に考えられない過激な動きが起こった」というのだ。
 
そうした「普通に考えられない過激な勣き」が再び浜岡で起こらないという保証はどこにもないのだ。

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