« 今回起きた福島原発事故はその事を日本に教訓として残してくれるでしょうか | Main | 浜岡を停止から廃炉に »

昨日の地震は東通原発と現在建設中の大間原発六ヶ所核燃料再処理工場にかなり近い震源でした

震災から3カ月が過ぎましたが、昨日もやや大きい余震が起こりました。
今後は、最大余震の警戒ですが、いつ頃が危ないと云う色々な話は有りますが、地震は不意にやってくるものです。

また今日の地震は東通原発と現在建設中の大間原発、六ヶ所核燃料再処理工場にかなり近い震源でした。その為にこの地域の震度は5弱でしたが、どんなレベルであれ常に警戒を解かない姿勢が大事と思います。

今日の地震でも解った事は、常に危険な原子力発電の関係施設が、大地震の発生が頻繁に起こる恐れの有る震源域の近くに存在すると云う現実です。

現在、国民の意識は原発事故に比重が掛かっているようですが、人災である原発事故と天災である大地震、双方同時に復旧を進行させなければならないと思います。
 
ウイルス変異や生肉問題、大地震に原発の管理など世界は大変な方向に向かっていますが、そのほかにも、チリやアイスランド、南九州の噴火、ニュージーランドの相次ぐ地震、スペインの地震なども起きている事を考えますと、今地球の内部で何らかの大きな活動期に入っていることだけは間違いなさそうです。

環太平洋での異常が多いことから、CNNでは堂々と、「次はアメリカ西海岸が危ない」と特集番組を組んでいる様です。

パニックについては、いたずらに群集心理を煽る危険性ばかりが取り沙汰されていますが、今回の原発事故については、政治家がパニックに対する間違った解釈に基づいて対策を遅れさせたという現実があります。

また「風評被害」という言葉にしても、それが情報統制の理由や方便に使われていないかどうか、国民は目を光らせる必要があるように思われます。
 
福島のメルトスルーのその後も、もんじゅの炉の中に落ちている棒の話も、事実から目を背けることなくきちんと報道すべきです。

原発関係では、青森県知事選で原発推進派が圧倒的に勝利しましたが、
NHKのニュースでは現地の有権者への取材で「危ないのはよく分かっているけれど、原発のおかげで出稼ぎに行かなくて良くなったから」と語る、初老の婦人の、複雑な表情が忘れられません。
 
原発が是か非かという以前に、日本の原発政策が、こうした歪んだ形で拙速に進められてきたことを一番先に考えるべきです。

日本の原発が経済論理を最優先させて、お金で人の横っ面をはたくような形で推進されてきたことは、すべての行政で同じ様に行われて来たと云う事を忘れてはならないと思います。

その結果、安全面が後回し(データ改竄、地質学者のアドバイス無視など続々出てくる事実や、立地自体も、その安全性よりも、お金を欲している貧しい自治体がターゲットにされて決まった事など、『その方が誘致してもらえるから』)にされて、今回の事故に繋がり、それを想定外という言葉で済まそうとしている事に、世論は絶対に騙されないと云う信念を持たなければ、また同じ過ちを繰り返すことになると思います。
 
また、その様に行動しなければ、電力不足の為に経済失速というシナリオを人質にとられ、国民にとって本当に有益かつ安全なのは、現実的にどういうライフスタイルかという議論を飛ばし(是か非かという二者択を迫り)、なし崩しに元に戻そうという勢力が必ず出てくると思われます。

放射能は危険で、原発も危険だが必要悪という感覚で容認することは、今までの体制を温存させることになり、本当に危険か危険でないかと云う判断より、単に経済性を優先させるだけに成ってしまいます。
また、この様な判断を同じ様な人達にさせる事は、本当に危険な事と思います。

現在は、単に恐怖心の次元からの反原発運動ばかりが目立っていますが、本当の原発の危険性と云う視点からの検証がほとんど出てきていません。

その結果、「地下原発推進議連」と云うものが出来上がり、従来の原発を推進したやり方と同じ様に、原発専門家と安全性の専門家と云う人々を巻き込んで、かつて行った地方から、意識を変えて徐々に国民全体の意識を変えて行こうとする危険性を感じます。

|

« 今回起きた福島原発事故はその事を日本に教訓として残してくれるでしょうか | Main | 浜岡を停止から廃炉に »